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2013.02.09 一眼レフ☆シャッタースピード優先は風景写真に向いている?

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
 

【ご質問】
新聞を見ていて疑問に思ったことをお尋ねします。
 

地元の地方紙に写真の広場というのがあり、
読者から作品を募集して月に一度入賞者の写真を掲載しています。
今日12月の作品が掲載され楽しみに観ました。
 

以前はどんな機種が使われているかが気になり、
いい作品はやっぱり高いカメラか、と思っていました。
 

しかし今日は絞りはいくつにしているのだろうかと、
設定の方が気になり見ていました。
すると、入賞された作品(推薦から入選まで5点)すべてが
「シャッタースピードオート」でした。
 

たまたまかもしれませんし、中には納得の被写体もありましたが、
推薦の作品は霧の中に浮かぶ中洲に生えた樹木を写した
風景写真だったので意外でした。
 

風景写真で「シャッタースピードオート」を使うのは、
滝や川の流れを止めたり流したりする位しか
思い浮かばないのですが、他にどんな使い方がありますか?
 

また「絞り優先」と比較したメリット、デメリットの
ようなものはありますか?
 

【ご回答】
おそらく、たまたまだったのでしょう!
ベテランさんが多かったのかな?
 

絞り優先オートでも
シャッター速度優先オートでも
マニュアル露出モードでも、
同じ絞りとシャッタースピードなら
撮れる写真は同じです。
 

たとえば
1/60 f5.6 が正しい露出だとします。
 

絞優先オートは
f5.6に自分で設定すれば、
カメラが自動で1/60にしてくれるモード。
 

シャッター速度優先オートは
1/60に自分で設定すれば、
カメラが自動でf5.6にしてくれるモード。
 

マニュアル露出モードは
自分でシャッター速度1/60 絞りf5.6に合わせるモード。
ベテランでカメラの設定をちゃんと理解していれば
どのモードで撮影しても結果は同じという事です。
結局、1/60 f5.6で撮ればよいのですから。
 

シャッター速度優先オートが多かったのは
シャッター速度を自覚出来るので撮りやすい
という方が多かったのではないでしょうか。
 

初心者に絞り優先オートをすすめる理由は
絞りが写真の表現を左右する重要なパラメーターであること。
また、不必要にシャッタースピードを早くしすぎて、
露出アンダーでシャッターが切れない状況を
回避することです。
 

さて、風景写真とシャッタースピード優先の組み合わせですが、
おっしゃるように、風景写真では
滝,川くらいしか思いつきませんね。
 

でも、シャッター速度を調整して
撮りたい絞値に出来る事を理解していれば
どちらで撮影しても同じなのだと思います。
 

個人的に風景写真は、
絞りとシャッタースピードをちゃんと理解していればマニュアルで、
使いやすさを重視するなら絞り優先で、
三脚がなくてシャッタースピードを意識しないといけないなら
シャッタースピード優先で、
という選択になります。

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