一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
使用カメラ
Nikon D7000
①外付けストロボについて
NikonのSB-900を使っております。
周りで一眼レフで撮影している人のほとんどが
外付けストロボを装着していませんが、
外での撮影では必要ないのでしょうか?
特にスポーツや運動会など。
せっかく持っているので常に装着していたい気持ちがあります。
②集合写真の撮影方法
集合写真を撮る場合の設定方法、注意点などを教えてください。
③シンデレラレンズについて
ご紹介いただいたNikonのシンデレラレンズの中で
価格に関係なくいいと思うレンズはどれでしょうか?
これから購入を検討したいのでよろしくお願いします
【ご回答】
ストロボは閃光なので動きを止める力があります。
その意味で屋外のスポーツに日中シンクロで
使用すれば瞬間の写真が撮れる事もあります。
あと、テレビの報道番組に出て来る取材シーンでは
報道カメラマンは屋外でもストロボをバシバシ
光らせていますね。
あれは、とにかくブラさず動きを止めて写す為です。
ですので、屋外でストロボも使用用途としてあり得ます。
ただしストロボ光が競技の邪魔になる事があります。
同じプロでもスポーツカメラマンは、
あまりストロボを使用していません。
競技の邪魔にならないようくれぐれも注意して下さいね。
FP発光含め、ストロボの使い方
↓
http://www.nikon-image.com/products/speedlight/sp/lighting/technique/technique.htm
集合写真で最もシンプルな撮り方は、
外部ストロボがあるのでSB-900使用
ISO400でPプログラムモードです。
jpegだけで無くRAW+jpeg(L)での撮影が良いです。
RAWで撮影をしておけば、後でホワイトバランスの
修正が劣化無く出来るのと、多少の露出ミスも補正できます。
(後での露出の修正は1絞り分くらいまでです)
集合写真の準備中に、ストロボの直接光と
バウンス光(集合なので45度斜め上くらい)の試写をしてみます。
人が並び終わってからだと、
あわてて判断が出来なくなるため、
準備段階で試写する事をおすすめします。
光の具合と露出の目安の為なので、
ザワザワしている間に撮っちゃいましょう。
試写は発光テストも兼ねています。
ストロボの試写をしたら背面モニターで
光の具合をチェックして下さい。
ストロボ直とバウンスのどちらが、
綺麗に光が回っているかその時判断して下さい。
バウンスは天井の色にも左右されますが、光は回ります。
ストロボ直光は色は良いですが、手前が明るく、
背後が暗めになる場合があります。
背後があまり暗くなるのはマズイので、
ここは天秤にかけて下さい。
人物と背景が離れなければ大丈夫です。
(壁の前とかなら大丈夫)
設定は大人数集合ですので、
おそらく直光の方が良いような感じはします
できれば5~6カットは撮りたいですね。
可能な限り沢山撮りましょう!
目ツブリがやはり危険です。
もし可能であれば、最初は直かバウンスの決めた方法で撮り、
残り数枚をもう一つの方法で撮ればリスク回避は出来ます。
できれば三脚も使用しましょう。
D7000ですので、
単純に標準レンズなら
明るさ優先
ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
マクロが出来る(F値は2.8に落ちます)
ニコン AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
それ以上に単焦点だと、高性能レンズですね。
標準レンズとしも使用でき、ナノクリ(高性能レンズ)
明るく,将来フルサイズにも使用できる
ニコン AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
でしょうか。
あとポートレートなら中望遠の
ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
高性能レンズ
ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
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全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る