一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
来月、京都に紅葉を見に行く予定ですが、
紅葉をきれいに撮影するコツを教えて頂けませんか。
持っているカメラはNikon D7000
レンズはセットで付属の18~200mmズームと、
フォトアドバイスの勧めに従って
最近購入したNIKKOR 35mm f/1.8G です。
京都ですから、寺を背景にした紅葉になりますが、
絞りやホワイトバランスで注意する点は何ですか?
紅葉の赤を鮮やかに撮影するために
PLフィルターは使った方がいいですか?
このような場合でも、使用するレンズは
やはり単焦点標準レンズの方がいいですか?
【ご回答】
紅葉を綺麗に撮るコツですね。
葉というものは、見た目では赤く見えるのですが
写真にすると意外と黒ぽく写ったりします。
特に晴天時は顕著なことがあるので、
曇りの日の方が撮りやすい面もあります。
コツとしては、葉の後ろから光りが当っている
木(紅葉)が綺麗に撮れます。
つまり、少し逆光状態の透過光となっているものが
綺麗に撮れるという訳です。
これは透過光なので、色も鮮やかになり
コントラストもはえるという事です。
条件により露出がいろいろですが、
1枚試し撮りをしてモニターで確認して
暗ければ露出補正をプラスに
明るければ露出補正をマイナスにすれば、
きちんと撮る事が出来ます。
あとは、ストロボを光らせてしまう。
日中シンクロと言いますが、葉の黒ぽさを
ストロボで補うテクニックです。
露出はほとんどカメラまかせで大丈夫だと思います。
明るい暗いは、前記、露出補正が役にたちますね。
露出補正は、使ったら次のカットは戻し忘れないようにして下さい。
PLフィルターも有効な場合があります。
これは、晴れた日の方が効果があります。
紅葉の葉の反射を消すのと、コントラストを上げる
両方の働きがあります。
ただ、あまりPLを過信せずに光を見るクセを
付けることが大事です。
ホワイトバランスは基本、晴天が良いですが、
紅葉なので曇りなら曇りにいれた方が赤く写ります。
大事なカットはRAWで撮影しておけば、後で修正可能です。
画角が合えば単焦点のほうが綺麗に撮れます。
18-200mmは便利ですがボケがあまり綺麗なレンズではありません。
(スナップには良いと思います。)
35mmの場合、ボカしを利用したい場合は
開放側(F1.8~F2.8くらい)で撮影。
普通はF8くらいで撮影すると良いです。
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