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2012.10.18 一眼レフ☆単焦点レンズの焦点距離

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
ニコンD7000 AF-S18-105mmキットを購入致しました。
孫(1歳)の写真や花の写真を撮るために、
単焦点レンズも購入検討中ですが、
①AF-S 50mm f/1.8G
②AF-S DX 35mm f/1.8G
のどちらを選択したら良いでしょうか。
また、DXフォーマットとFXフォーマットの
違いも教えて下さい。
【ご回答】
FXフォーマットとDXフォーマットの違いは
CMOS映像センサー(昔のフィルムにあたる部分)の
面積、大きさの違いです。
■FXフォーマット
24X36mmの面積、大きさで
フィルムと同じ面積の映像センサーサイズです。
35mmフィルム(枠を含めた縦の幅が35mm)と同じ面積なので
35mmフルサイズと呼ばれています。

FXのFはフィルムのFと思えば分かりやすいですね。
FXと言っているのはNikonの固有名称なので
一般にフルサイズと覚えておくと良いと思います。
FX=フルサイズです。
■DXフォーマット
約16X24mmの面積、大きさの映像センサーサイズの事です。
(機種により多少違うので約の大きさです)
DXという呼称もNikonの固有名称なので
一般にはAPS-Cサイズと呼ばれています。
DX=APS-C
フィルムカメラからデジタルに移行する時に
フルサイズの映像センサーだと、
まだ技術的に面積の大きい映像センサーを
製造する事が難しい時代がありました。
又、製造できても、とても高価になりすぎて
一般的なカメラには搭載出来ませんでした。
そんな時代でしたので(まだ10年ほど前ですが)、
面積の小さなDX=APS-Cサイズの
カメラが主流として製造され、現在に至っています。
DXのDはデジタル時代のDだと思えば良いかと思います。
現在は技術も進み、
FXフォーマットのカメラもかなり価格が近づいてきましたね。
最近、発売のD600がそれですね。
映像センサーの面積が大きいと
画質が良くなる(※そんなに大きな差は無いが)。
背景のボカしをしやすくなる。
フィルム時代からの人はレンズの画角が同じ。
などの利点があります。
逆に映像センサーの面積が大きい不都合は
カメラが大きく重くなる。
価格が高価になる。
です。
FX、DXの違いでレンズの画角が変わります。
焦点距離はどちらも同じですが、
面積の小さいDXは
FXの画面の回りをトリミングされているのと同じ状態ですので
同じ焦点距離のレンズで、1.5倍大きく写ります。
カタログ等で~mm相当と表記されています。

50mmは75mm相当(1.5倍になるので)
演算値と言います。
D7000はDXフォーマットのカメラですので
①50mmは中望遠レンズ
バストアップなどはこちらが撮りやすいです。
全身撮りだとやや長いと感じるかもしれません。
②35mmは標準レンズ画角
標準レンズの画角に近いので、個人的にはこちらが使いやすいと思います。
全身、寄れば自然なバストアップ撮影にも使えます。
お孫さん、小さいうちはこちらが良いかな。
花だと、もう少し寄りたいと感じるかもしれません。
Nikonには
ニコン AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
http://www.nikon-image.com/products/lens/af/dx/singlefocal/af-s_dx_micro_40mmf28g.htm
という価格帯が同じマクロレンズがあります。
画角もちょうど35mmと50mmの中間です。
1本の単焦点で済ませたいならオススメです。
まとめると
個人的、単純には
ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
花まで考えると
ニコン AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
ただ、マクロレンズは別の物を又考える事も出来ますので
そこが選択の別れ道です。
レンズはいろいろ用途で増えるので、底なし沼に例えて
レンズ沼という言葉があります。(笑)
ですので、なかなか1本ですべて
というのは難しい選択でもありますね。

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