一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
内蔵フラッシュを使って撮ったのですが、
フラッシュの影が気になりますね。
そこでcanon スピードライト320EXを購入しました。
カメラは50Dです。
今度USJに行くので、似たような場面で
写真を撮ることになると思います。
外付けを使った撮影ポイントを教えてください。
一応、320用のディフューザーも買いました。
それと、USJの屋外の記念撮影も
ストロボつかったほうがいいのでしょうか?
今後のために日中の屋外でストロボをつかう
ポイントも教えてください。
※ご質問には作例が添付されていました
【ご回答】
添付のお写真の、内蔵ストロボで影が出来てしまう原因は
縦位置のために、内蔵ストロボがレンズのサイドになるので
(ストロボ光とレンズの光軸がズレてしまうため)
その逆側のお子さんの後ろに影が出てしまうというわけです。
又、直接光なので、光りも固く影は出やすくなります。
横位置ならば、レンズの真上にストロボがあるので、
縦よりは影が出難い(ストロボ光とレンズの光軸が一直線上なので)と、
なるわけです。固い光は変わりませんので、
これでも多少の影は出てしまいます。
でも、今回のように縦位置でなければならない状況も
沢山ありますね。特に人物撮影は縦位置が多くなります。
そんな場合に役立つのが、外付けストロボです。
外付けストロボの大きな特徴に、バウンス撮影が出来る!
があります。
バウンス撮影(バウンスライティング)とは、
主に天井にストロボ発光面を向けて撮影する方法です。
(内蔵ストロボは正面しか向かないので無理ですね)
天井に反射させる事で、光りが柔らかくなり上からの光が
主となる事で影が出難くなります。
やり方は簡単、天井にストロボ発光面を向けて撮るだけです。
注意点は、天井が白くないと色が変わってしまう事。
光りのロスがあるので、なるべくガイドナンバーの高いストロボが有利で
もし、光りが足りないならISOを上げて撮影が良いとなります。
バウンスは縦でも横でも可能です。
天井が白く無い場合、又は吹き抜けのように高すぎる場合は
バウンスはやり難いのでデフューザーを使い、
なるべく光を柔らかくすると良いでしょう。
この場合、荷物は増えますが、L型ブラケットと
ストロボ延長コードがあれば、縦位置に光軸を持って来る事で、
デフューザー効果も足せば影は出難くなります。
ユーエヌ UNX-8111
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/item/20090603_212346.html
・日中シンクロ
外で明るい昼にストロボを光らす事を
日中(日昼)シンクロと呼びます。
晴天の順光では、あまりやりません。
(レフ板代わりにやる場合はありますが・・・)
一般に逆光の場合は有効です。
そのままオート撮影出来ます。
(露出補正は必要の場合あり)
それとストロボは光りの届く距離があるので
あまり離れていると効果がありません。
屋外だとそこも注意です。
もちろん夕暮れで暗くなったら
ストロボは必要ですね。
どの場合もPプログラムオート露出が、
基本的に使いやすいです。
いいね!して最新記事を受け取る
この記事を友達に教える
全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る