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2012.09.11 一眼レフ☆ヒストグラムの表示の見方・活用方法

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
ヒストグラムの活用方法を教えてください。
ヒストグラムは、
「輝度ヒストグラム」と「RGBヒストグラム」があり、
一応の説明は本などで読んでみたのですが、
露出適正を判断する上で有効とは書いてありますが、
いまひとつよく理解出来ません。
上記の2種類のヒストグラムを有効に活用してみたいと思っています。
どのように使用すればよいか教えて下さい。
【ご回答】
ヒストグラムは露出の値をグラフ化したものです。
背面液晶に向かって、
左←が暗い側(黒)
右→が明るい側(白)で
このどちらかにより過ぎると
黒潰れ又はアンダー露出
白飛び又はオーバー露出
という事になります。
・・・が、
世の中は黒いものから白い物があるのが普通なので
あまり気にすると、かえってややこしくなります。
ヒストグラムが平均的なグラフになれば
カメラが判断する適正露出なので、
一応参考にはなります。
しかし、世の中のバラバラなトーンの中では、
すべてが平均的なグラフにはなりません。
作風によっても変わりますし、
条件によっても変わります。
たとえば、雪の中の鶴や白鳥などは、適正露出で撮影しても、
ヒストグラムはかなり右よりのグラフとなります。
沢山の写真を撮って、ヒストグラムも沢山見ているうちに
そのグラフの形と、露出の関係が分って来るようになります。
(見えて来るとでも言いましょうか)
RGBは
レッド、グリーン、ブルー
の光りの三原色を各色ごとに表示させた場合の
ヒストグラムです。
同じ被写体(なるべく平均的な普通の被写体)
で、明るい、適正、アンダーをまず撮影してみて下さい。
±2段くらい撮れば大丈夫です。
そのヒストグラムを比較すれば、
適正になる場合のグラフの形が分ると思います。
こちらも輝度ヒストグラムと同じく、
カメラが判断する適正な結果です。
したがって、ヒストグラムを覚えるコツは
沢山ヒストグラムを見る事ですが、
自分のイメージ通りに撮るためには
あまり気にしないことも必要です。
判断基準はあくまでも自分の撮りたいイメージに
近づいているかどうかです。
【ご感想】
早速のご教示ありがとうございました。
実は私はこれまであまりヒストグラムを意識して
見ておりませんでした。
適正露出を得るのに有効であることを雑誌で
見ましたのでトライしてみようと思った次第です。
ご教示頂いた内容をベースに今後は意識的に見て
自分のものになるようトライしてみようと思います。

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