メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
神戸森林植物園に行きました。
1枚目 「お母さんと」 f11 ISO 100 +0.3EV
2枚目 「咲き誇る」f11 ISO 100 +0.3EV
よろしくご指導ください。
【回答】
風景写真を撮っていると、
画面の中に人物が入りますよね。
この人物の入れ方に気をつけないと
せっかくの作品が台無しになる
ことがあります。
風景に人物を入れるコツは、
「その風景に絡むかどうか?」
です。
典型的なのが、
フォトアドバイスメンバーシップ
6月限定動画で
中村カメラマンが撮影した
杵築城と和服の女性ですね。
フォトアドバイスメンバーシップページ
・本編動画なら18:45~19:10
・ダイジェスト動画なら0:22付近
今回のお写真ですと、
1枚目は成功、2枚目はちょっと失敗ですね。
1枚目 「お母さんと」 f11 ISO 100 +0.3EV
初夏らしさがよく出ていますし、
構図もバランスよく考えられています。
一般的には人物の進行方向の空間を
開けるのがセオリーですが、
この写真の場合、母親の目線の向きが
画面中央への流れを作っているので、
違和感のない仕上がりになっています。
初夏の公園を散歩する親子
という仲むつまじい様子を
上手く表現できた作品ですね。
2枚目 「咲き誇る」f11 ISO 100 +0.3EV
これは見事な花ですね
周りにカメラマンが多いのもうなずけます。
花と人物は主題として力が強いのですが、
やはり写真を観る人の意識は、
小さくても人物に向かってしまいます。
よほど意識して同じ画面に入れないと
どちらが主役か、何を撮ったのか
わからない絵になりがちです。
1枚目 「お母さんと」は、
人物が主役、風景は情景を伝える脇役として
成功していますが、
2枚目はやや雑然としているのと、
主題が人なのか?花なのか?といった
曖昧さを感じてしまいます。
このように、画面に人物を入れると、
小さく撮っても人物が主題になるので
「どういう人を画面に入れるか!」
を意識しながら、
よく観察してシャッターチャンスを
見極めて撮ると良くなります。
それが人物を入れるコツですね!
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