一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
星空の撮影に挑戦したくなりました。
イメージは「きれいな天の川」です。
機種はCanonのEOS 7D
明るいレンズはEF50mm F1.8 II
赤道儀まで購入する予定はありませんが
『VIXEN 星空雲台ポラリエ』には
興味があります。
【ご回答】
星の撮影ですね。
簡単な方法と、ややパソコンの技術が
必要な撮り方があります。
まずはお手持ちのレンズ、機材で撮ってみましょう。
50mmf1.8はむしろ星撮りに向いています。
地球は動いているので、星は動いています。
それら星を止めて写す装置が、
赤道儀やVIXEN 星空雲台ポラリエです。
動きに合わせ追従していくので、
天空の星を止めて沢山写す
天の川はこれが必要ですね。
まずは入門編
星が円周で動いて撮れる簡単な星の撮り方。
<必要なもの>
やや丈夫な三脚を用意しましょう。
小さいとブレますし、倒れる危険があります
パイプの太さが25mm以上の3段式がおすすめです。
ケーブルレリーズ
RS-80N3又はエツミ リモートスイッチC3
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/camera/eos/accessary.cgi?eos=1&select_category=C0005
ソフトフォーカスフィルターがあると、
滲み効果により星が大きく写ります。
ピントはMF(マニュアルフォーカス)で、
ライブビューにして拡大した星に合わせるのが確実です。
ファインダーでも合わせられます。
どのみち無限大∞ですが、目で確認して下さい。
AFは基本的に夜なので合わないと思います。
AF/MFスイッチはMFにしておきましょう。
MFで合わせたら、輪ゴムやテープで止めても良いですね。
ソフトフォーカスフィルターを
使用したい場合は、ここで装着です。
ISO はまず400で撮ってみましょう。
もっと上げても良いですが、写真のザラザラ感が増えます。
もちろん、ISOオートはOFFです。
設定に長時間露光ノイズ低減の項目があります。
ONならノイズは減りますが、その処理中は
シャッター速度が切れません。
一見、故障のように思いますが、
ただ待たされるだけです。
寒い冬場や、沢山撮りたい時、短気な方は
ノイズには目をつむって、
この長時間露光ノイズ低減はOFFにしちゃいましょう。
WBは晴天が良いです。
絞りは開放側
なるべく開放側がよい!
F1.8~F2.8くらい
シャッター速度は、マニュアルのB(バルブ)モード
これは、リモコンレリーズを押している間
シャッターが開きぱなしになります。
三脚に固定してこの設定で写してみて下さい。
B(バルブ)で何十分ものシャッター速度で撮ります。
長い時間ほど星の円周運動が(円の動きが)長く写ります。
30分とかそれ以上でも撮れます。
とここまでは、フィルム時代からの撮り方でした。
次回はデジタルならでは撮影方法をご紹介します。
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