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2012.07.27 一眼レフ☆露出補正の基本的な考え方のおさらい

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。
 

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
 

【ご質問】
昼間室内から明るい窓際の人物を撮ると
顔が少し黒く映ります。
(絞り優先 f8 で撮影)
 

露出補正
ISO感度
 

の設定を教えて下さい。
 

【ご回答】
窓際の人物の露出補正はどのくらいにしていますか?
外光の明るさにも左右されるので、それで補正量を決めて下さい。
 

だいたい+1~にはなると思います。
(明るくしたければ+1よりもっと足して下さい)
 

ご存知かもしれませんが、
シャッター速度、絞りF値、ISO感度、露出補正の
関係をおさらいしておきます。
 

分りやすく半分(1/2)の関係、
又は2倍の関係で説明いたします。
 

この法則で、
シャッター速度、絞り、ISO、露出補正の関係がなりたちます。
 

・シャッター速度
 

シャッター速度は分りやすいです。
1/15  1/30  1/60  1/125  1/250
と、数字が半分になれば入る光量(露出)は半分(1/2)になりますね。
 

・絞り
 

絞り(F)は
4 5.6 8 11 16 22
このF値の順で絞られると入る光量(露出)は半分(1/2)になります。
つまりF5.6はF8の2倍の明るさ、F11よりは4倍の明るさと言う事になります。
 

・ISO感度
 

ISO感度
100 200 400 800 1600
この数字の順で感度が2倍に2倍になっていきます。
ISO100の2倍の感度がSIO200、4倍の感度がISO400です。
 

・露出補正
 

露出補正
0 +1 +2
この数字の順で補正すると、プラスが1増えると2倍に明るくなっていきます。
マイナスは逆で
0 -1 -2
マイナスが1つ動くと半分の暗さになっていきます。
 

上記はそれぞれ、もう少し細かく区切られていますね。
シャッター速度の1/100とか、絞り(F)6.3とか、ISO160とか。
 

それはそれぞれ、この半分(2倍)の露出の法則を
細かい露出で撮るため1/3づつ細かく区切っています。
 

上記説明に書いた数字が基本の数字です。
特に絞りは数字が分りにくいですが
 

で、本題ですが
 

>絞り優先AVモード8、露出補正。ISO感度を上げるですが
 

上記の法則により、このままISOだけ上げたのでは、
絞り優先AVモードの場合、
シャッター速度がその感度を上げた値分だけ
スライドして速くなってしまうだけで暗さは変わりません。
 

たとえば現在の状態が
 

ISO100 F8 1/60(AVモード)露出補正0
 

を感度を上げてISO200にした場合
 

ISO200 F8 1/125(AVモード)露出補正0
 

になり、ISO200になって感度が2倍になるが、
シャッター速度が1/2になり同じ明るさで写ってしまう。
という事です。
 

現在の状態
 

ISO100 F8 1/60(AVモード)露出補正0
を明るく写したいのであれば露出補正をプラスにします。
+1にして丁度良い明るさになったとしましょう。
 

モニターでの確認。
 

露出補正値は状況により変わります!
念のため、試写してモニターでの確認がベストです。
 

+1にするとAVモードだとシャッター速度が
1/30になりブレる可能性が高くなります。
 

ブレのリスクを避けるため、これを上げたいので
(速めたいので)今度は感度だけ上げます。
 

ISO200にすれば1/60、ISO400にすれば
1/125で切れるという事です。
 

お手持ちのシグマレンズがやや暗めなので、
人物写真なら解放のf5.6も考慮して下さい。
 

同じISOなら少し絞ったf8の方が画質は上がりますが、
やはり絞った分シャッター速度も落ちますし、
ISO感度を上げてノイズが出てしまう場合もあります。
 

ISO感度は800を超えるとだんだん
ザラザラノイズが増えていきます。
 

手持ち撮影での人物撮影シャッター速度は1/60以上、
初心者なら1/125以上で切りたいところです。
 

この辺のバランスを天秤にかけて、
ISOを決めるという感じで良いと思います。
 

数字が出てきてややこしいですが、
基本的にはこんな感じです。
 

慣れてくれば、経験値により状況の明るさで
ISOが判断できるようになっていきます。
 

※あとは露出補正は撮り終わったら、
※0に戻し忘れない様にして下さい。

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