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2012.07.23 一眼レフ☆集合写真の撮り方

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。
 

【ご質問】
ホテルの大広間で会社の記念行事が行われます。
この時の写真撮影を頼まれましたので、室内での人物撮影
と記念の集合写真(約80名)に付きまして
アドバイスをお願い致します。
 

会場は結婚式の披露宴クラスの明るさと聞いています。
使用するカメラは、SONYのNEX-7K(レンズ:E3.5-5.6/18-5 oss)
で、フラッシュは内臓のガイドNo.6です。
その他予備バッテリと三脚および動画用にSONYのDSC-HX5V
デジカメを準備しています。
 

特に、一眼ミラーレスカメラに馴れていませんので設定と操作に
ついてフラッシュの使い方等宜しくお願いします。
 

【ご回答】
内蔵ストロボはガイドナンバーが6しかありませんので、
それだけでは厳しいような感じもしますが・・・。
 

ISO800で撮影しても、ストロボの光が届くのが
5メートル位置で解放付近です。
 

実際は部屋の明かりもあるので、
露出は足りるかもしれませんが、
ストロボ光が弱いと被写体ブレのリスクがかなり上がります。
 

ブレは80名もいると、かなり危ないとは思いますよ。
絞れないのもピントが不安ですしね。
 

本来なら80名もいるのならモノブロックストロボなどの
傘をつけて撮る大型から中型ストロボが欲しいくらいです。
絞りもできればF8にしたいですね。
 

(レンタルは検索すればありますが、SONYは
シンクロソケットが特殊なので、
それもクリアしなければなりませんね)
 

少なくても外付けのガイドナンバーの
大きめのストロボが必要と思われます。
 

内蔵ストロボだけで出来る事としては
感度を上げて光量をかせぐ。
 

三脚は使用した方が良いでしょう。
 

マバタキも厳しいので、撮る前に皆さんに
目つぶりしないよう注意する。
あたりでしょうか・・・
 

目安として、1/60 F8 より明るい状況なら、
何とか撮れるとは思います。
 

> ご回答ありがとうございました。
 
> やはり、外付けストロボが必要ですので
> 今後の事を考えて、SONYのHVL-F43AMを
> 入手することにします。
> このガイドNo.43で再度ご検討をよろしくお願い致します。
 

そうですね、やはり光量のある
外部ストロボがあると心強いですね。
 

まずjpegだけで無くRAW+jpeg(L)での撮影が良いです。
RAWで撮影をしておけば、後でホワイトバランスの
修正が劣化無く出来るのと、多少の露出ミスも補正できます。
(後での露出の修正は1絞り分くらいまでです)
 

ホテルの明るさが分らないのですが、
おそらくISOは800が良いと思います。
 

ISOオートでなく、ISOは指定して撮って下さい。
 

もしオートでISOが上がりすぎると
ノイズが出てしまうからです。
 

まず試写。
 

慣れない新機材は家でもいろいろ、
テスト、予備練習はして下さい。
 

集合写真の準備中に、ストロボの直接光と
バウンス光(集合なので45度斜め上くらい)の
試写をしてみます。
 

人が並び終わってからだと、あわてて判断が
出来なくなるため、準備段階で試写する事をおすすめします。
 

光の具合と露出の目安の為なので、
ザワザワしている間に撮っちゃいましょう。
試写は発光テストも兼ねています。
 

露出はA絞り優先F8で撮ってみます。
その時のシャッター速度がいくつになっているかも確認します。
 

1/60前後であれば大丈夫、もしあまり遅い様でしたら、
F5.6にするかISOを1600にしましょう。
 

これはAモードだとカメラの機種の設定により、
シャッター速度が落ちてしまう機種があるからです。
(元にNEX-7が無いので、NEX-7がどのタイプか不明です。)
 

もし速度が落ちるタイプであれば、試写に余裕があれば
露出のPプログラムオートも試せるとよいのですが・・・
これならストロボ時のシャッター速度がいちじるしく落ちないと思います。
 

ストロボの試写をしたら背面モニターで
光の具合をチェックして下さい。
 

ストロボ直とバウンスのどちらが、
綺麗に光が回っているかその時判断して下さい。
 

バウンスは天井の色にも左右されますが、
光は回ります。
 

ストロボ直光は色は良いですが、
手前が明るく、背後が暗めになる場合があります。
 

背後があまり暗くなるのはマズイので、ここは天秤にかけて下さい。
人物と背景が離れなければ大丈夫です。(壁の前とかなら大丈夫)
(大人数集合ですので、おそらく直光の方が良いような感じはします)
 

本番はできれば5~6カットは撮りたいですね。
可能な限り沢山撮りましょう!
 

目ツブリがやはり危険です。
 

もし可能であれば、ここで最初は直かバウンスの決めた方法で撮り
(たぶん直が良いかな)、のこり数枚を直かバウンスの
もう一つの方法(バウンスで)で撮ればリスク回避は出来ます。
 

三脚使用の時は手ぶれ補正はoffにして下さい。
本番はストロボ電池は新品で!
 

出来ればで良いですが、グレーカードを試写の時か終わった後で、
イスの上にでも置き撮っておくと、後でホワイトバランス修正
したい時に役立ちます。

http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/lighting/lighting_ref/4961607806999.html

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