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2012.07.04 一眼レフ☆人物が明るく写りすぎる

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
 

【ご質問】
 

以前アドバイスいただいた 
ニコン50mm f:1.8 購入しました。
(ニコンD5100に装着)
 

主に人物を撮影していますが、
今回は50mmだけで撮ってみました。
 

露出補正がなぜかむつかしく、
露出オーバーの写真がかなりありました。
 

50mmレンズを使いこなすコツのような
ものあれば教えて下さい。
 

 

【ご回答】
 

50mmだと柔らかい感じなので、
これで若干明るく見えるのもありますが・・・
 

ズームも単焦点も同じ画各の位置であれば、
露出補正の値は変わらないのです。
 

一つは、冬場でコートが黒いコートを
お召しになってますが、カメラは(内蔵内蔵露出計は)
黒いものと暗いものの判断が出来ないので、
黒いコートを暗いと感じて明るく写そうと判断します。
 

結果、全体に明るめになりオバーに見えるのかもしれません。
たとえばですが、蒸気機関車などもそのまま撮ると
黒く写らずオバー露出で写ります。
 

一度、家で実験してみれば分りやすいのですが、
白い紙と黒い紙を用意します。
 

紙でなくても良いです、そのまま
黒いコートと白い洋服でも大丈夫
 

それを、何もせずに(補正もせず)オート露出で、
同じ光の条件下で寄りで撮ってみて下さい。
(画面いっぱいに撮る)
 

すると、黒い物は真っ黒に写らず、
白いものは真っ白に写らないと思います。
黒い物は見た目より明るく、 白い物は見た目より暗く
どちらもグレーに近づいたトーンで写ります。
 

つまり、オート露出で黒いものを黒く写す、
白いものを白く写すためには、
露出補正が必要だという事なのです。
(黒を黒くしたい時はマイナス側補正)
(白を白くしたい時はプラス側補正)
 

お送りいただいた写真が、まさにこれで
黒い蒸気機関車の前で黒いコートですよね。
 

画面のかなりの面積を黒いものが占めているので、
カメラ露出計はオバー露出気味に判断してしまうと思います。
 

この状況では、顔を明るくしようと
プラス補正をかけると、ますますオーバーになります。
 

同じ黒いコートでも隣の鳥居の写真と
全く濃さが違うのもこのためです。
 

この場合だと露出補正をかけない、
もしくは少しマイナスで丁度だったかもしれません。
 

画面の面積に黒いもの、白いものが多く占める時は、
顔を明るくする露出補正も少し変わるという事ですね。
 

逆に白い洋服で白いものの前などで撮る時は、
いつも以上にプラス補正をかけないと顔がアンダーになります。
 

ちょっと人間の直感とは逆の様なのでややこしいのですが、
黒いものはマイナス補正で黒く写る。
 

白いものはプラス補正で白く写ると
単純に覚えておくと良いと思います。

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