一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
以前のフォトアドバイス通信で
以下のレンズをご紹介されていました。
> 小物撮りレンズ
> ニコン AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
> 予算が無ければクローズアップレンズという
> 虫メガネの原理のフィルターもありますので安価な
> ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
> とクローズアップレンズフィルター
> http://ec1.kenko-web.jp/category/437.html』
とのことですが、105mmの方は『Micro』の表記ですが、
18-55mmの方は『Zoom』の表記になるのはなぜでしょうか?
『Micro』でも『Zoom』でも接写に向いているということですか?
また、『VR』の表記の無いレンズは、
手振れなど三脚が無いと素人では撮影が困難ですか?
【ご回答】
ニコン
AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
は画角が広角18mmから中望遠の55mmの
画角まで画角を変化させられる『Zoom』レンズです。
標準レンズの画角を含む
標準ズームとも呼ばれているレンズです。
このレンズで1番近づける距離=最短撮影距離0.28m
(ズーム全域)となります。
http://www.nikon-image.com/products/lens/af/dx/zoom/af-s_dx_18-55mmf35-56g_ed_2.htm
まずまずは近寄れますが、55mmの画角ともあり、
もう少し近寄れれば接写も大きく撮れるとなります。
この標準ズームは、カメラを始めて購入した時に、
標準レンズとして安価に適しているので
これにクローズアップレンズという虫メガネの原理の
フィルターを装着すれば、比較的安価に標準ズームでも
近寄れるレンズにする事が出来るという訳です。
※クローズアップレンズは安価ですが、
虫メガネの原理ですのですこし歪んだりします。
対して
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、105mm
という望遠の単焦点 『Micro』レンズです。
単焦点ですので、画角の変化はする事はできず
105mm望遠画角で、最初から『Micro』機構の寄れるレンズになっています。
ですので、このレンズは接写メインのレンズという事になります。
大きく写る105mm望遠画角で最短撮影距離が0.314m(等倍)です。
※マイクロレンズは、もちろん遠景の風景も撮影できます。
本格的な接写をしたい場合に向いています。
ニコンのマイクロレンズは数本ラインナップとしてありますが、
撮りたい物や他の所持のレンズの画角にもより選択が変わります。
(105mmが1番マイクロとしては便利かなとは思いますが。)
> 『VR』の表記の無いレンズは、手振れなど三脚が無いと
> 素人では撮影が困難ですか?
手ぶれ補正VRは手持ち撮影にはとても便利な機能ですが、
VR有無にかかわらず接写には三脚はあった方が良いですね。
明るい場所であれば、手ぶれ補正VRは不要な場合も多々あります。
ですので、状況しだいでしょうか!
室内や日陰、夕暮れや悪天候などの
条件の悪い時に手持ち撮影する時は便利な機能ですね。
望遠レンズは晴れていても手ぶれを起こしやすいので、
これも手持ちならVRはあった方が良いですね。
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