一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
【ご質問】
目の老化が進んでいるようで
ピント合わせが上手くいかないのか
肝心なところがピンぼけになりがち
【ご回答】
オートフォーカスを多用されているならば、
視力とはあまり関係ありません。
見えにくい部分はあるでしょうが、
ピントはカメラがやってくれています。
マニュアルフォーカスが多いのなら、視度調整を
キチンと調整しておく事をおすすめします。
視度調整機能 -4.0~+4.0m-1 (ディオプター)で調整が出来る様です。
お使いのカメラは、Sony α55ですね。
たしかに光学ファインダーでなく電子ファインダーなので、
その見えにくさはあると思います。
ピントが合っていないように見えるのは、3つの場合が考えられます。
それにより対処も変わります。
①手ぶれ
ピンボケだと思っているが、実は違うというのに1番多いのが手ぶれです。
手ぶれとは、パソコンで拡大してみると、
写った像が上下に多重に写っていたりします。
又、画面全体がボケ気味なのも特徴です。
現在の多くのカメラは手ぶれ補正が付いていますが、
それでもその補正幅を超えると当然手ぶれしてしまいます。
カメラをしっかり保持して、脇をしめて、
額にしっかり密着させて撮影して下さい。
一般にシャッター速度を、使用レンズの1.5倍/1
(イッテンゴバイ ブンノ イチ)のスピードで切れば
手ぶれは起こしにくいと言われています。
それ以下だと三脚があった方が良いという事です。
シャッター速度を速めるには、絞りを開けるか
ISOの数字を大きくするかです。(ISOは上げ過ぎ注意です)
②被写体ブレ
動いているもの、特にスポーツ、今回ですと
お子さんなども動くので被写体ブレのリスクが大きいです。
これもシャッター速度を上げるのが最善です。
人間ですと最低1/60、できれば1/250くらいで撮りたいところです。
なおストロボを光らせれば1/30くらいでも(閃光なので)、
ブレにくく写ります。
場合によってはストロボを光らせると良いですね。
③ピンぼけ
単純にピントが合っていない=ピンボケ
これは、極まれにカメラの精度が合ってない場合があります。
(その場合はメーカーで調整です。)
三脚に固定して、キチンとピントを合わせてみて下さい。
(※手ぶれ補正はOFFに)
出来れば新聞などを斜め45度から撮ってみると分りやすいです。
絞り優先オートで絞りは解放で撮ります。(必ず解放で)
文字にピントを合わせて、撮影後のモニター拡大確認で
その文字にピントが合っていれば問題ありません。
前後にピントの合わせた文字とズレていれば、
レンズの調整が必要かもしれません。
やり方はこんな感じです。
↓
http://blog.skeg.jp/archives/2011/03/post_35.html
レンズに問題の無い場合。
AFポイントはきちんと合わせて撮っていますか?
できれば風景は三脚使用で、絞りをF8くらいに絞って撮影して下さい。
(シャッター速度が速い条件なら大丈夫ですが)
被写界深度が深くなりピントの合う範囲が深くなります。
(ちなみにデジカメは絞り過ぎもよくありません。)
※三脚使用時はブレの質が手ぶれとは違うので、
手ぶれ補正は必ずOFFにして下さい。
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