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2012.01.25 一眼レフ☆ダイヤモンド富士をうまく撮る方法は?

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回もメールサポートでいただいた
ダイヤモンド富士の件について
ご質問とご回答を紹介します。
 

【ご質問】
 

ダイヤモンド富士がうまく撮れないことです。
特に太陽が沈む瞬間に露出、シャッタースピードが合わなく
シャッターチャンスを逃すことがあることです。
紅富士も目で見たよりも赤く取れないことです。
 

 

【ご回答】
 

まずはカメラの設定を見直してみて下さい。
 

ホワイトバランス(WB)はAUTOではなく
昼光(晴天)にしてみてください。
 

WBオートはカメラが色をニュートラルへ
近づけてしまいます。
 

そのため夕陽などの色が出にくくなります。
WBは昼光(晴天)が基本ですが曇りに設定すると、
もっと赤味が増しますので紅富士を撮る時に有効です。
 

 

念のためにRAWでも撮っておきましょう。
WBの変更(劣化無し)や明るさの調整も
後からできます。
 

 

Nikonならアクティブデイライト、
Canonならオートライティングオプティマイザ機能は
ダイヤではOFFが良いと思います。
 

白飛び、黒潰れを修正する機能ですが、
ダイヤはこれ以上の明暗差なので処理が追いつきません。
露出にムラが出来るだけです。
これもRAWなら後で設定しなおせますし、OFFで良いと思います。
 

 

撮影前に露出補正が0になっている事も確認して下さい。
 

ダイヤモンド富士は絞り優先オートでも撮影可能ですが、
画面内の太陽の位置や、黒く潰れる富士山の面積により
バラツキが出やすい被写体です。(レンズの画角でも変わります)
 

カメラは真ん中周辺の露出を中心に計るため、
明るい太陽、黒い富士山、の画面内のフレーミング位置で
大きく違う露出にしてしまうという事です。
出来ればマニュアル露出がベストです。
 

そして夕陽の方のダイヤなら、山頂に太陽が着地する前に
テスト(確認)撮影も出来ますので、
マニュアル露出を試してみて下さい。
 

天候状況、大気の状態、季節により、差はありますが
目安(あくまでも)はISO100で1/250~1/500で絞りF11で、
太陽が富士山に近づいてきたら確認撮影をしてみて下さい。
 

モニターで明るさを確認して、
明るければシャッター速度を上げる、
暗ければ落とすです。
 

 

太陽が沈みだしたら、だんだんシャッター速度を
1/3づつ落として下さい。
 

全体にダイヤは少し、アンダーだと感じるくらいが
丁度だと思います。
 

 

紅富士も少しアンダーの方が色が出やすいですね。
こちらはダイヤほど明暗差がないので
絞り優先オートでも撮れると思います。
絞り優先オートで撮る時は、少しマイナス補正が良いかな)
前記、WBを曇りなどにすると赤味は増します。
 

ありがとうございました。

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