メールサポートでいただいたご質問を紹介します。
【ご質問】
棚田をテーマに撮りました。
この棚田は耕作放棄地を水田として
維持するためのグループの活動で、
多くはサラリーマンです。
従って作業は日中になります。
秋の収穫まで毎月撮影したいと考えています。
自分でも納得できた写真ではないですが、
コメントいただければ有り難いです。
・絞り優先
・f8
・シャッタースピード1/250
・ISO感度 400
・ホワイトバランス 曇り
・三脚使用
(1枚目)
(2枚目)
【回答】
サラリーマンの方々がグループで
活動されているのですね。
2枚目の写真のように
水田に太陽が反射している様子はきれいですね。
光が生きているように感じられます。
一方で、撮り方を工夫しないと
どこにでもある水田という印象を受けてしまいます。
お送りいただいた2枚の写真から
率直に感じられることは
「何を撮りたかったのかな?」
というクエスチョンです。
撮影時間が日中に限られるということですので、
印象的な朝焼け、夕焼けで演出することは
難しいですよね。
こうした広い空間を撮影する場合は、
ただ写真に収めた散漫な写真になりがちなので
狙いを絞ることが大事です。
例えば、
一生懸命作業している人の様子を収めるために
望遠で表情や手元をアップで狙ってみたり。
引用:ぱくたそ
水田の反射が印象的に感じたら
画面いっぱいに光を入れてみたり。
引用:GATAG
空の雲が面白い形をしていたら
広角レンズで水田と雲を撮ったり。
引用:GATAG
いずれにしろ
「何を面白いと感じたか?」と
自分に問いかけてみることが大事です。
そこを意識づける練習として、
シャッターを押す前にタイトルを考えてみましょう。
凝ったタイトルでなくても構いません
「夏空と雲と水田」
「稲の成長」
「水田の造形美」
のように思いついたことを
シンプルに表現するだけです。
そうすることで、タイトルに沿った写真を撮るには
どうするか?という逆算思考が働きます。
言葉の力を借りて、
自分の撮りたいものが明確にして、
写真に一貫性を持たせることができます。
慣れてくれば無意識にできるようになりますので
頑張ってみてくださいね。
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