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2011.10.03 一眼レフ☆ ストロボ使用時のSSは、なぜ1/60?

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
 

 

【ご質問】
 

立食パーティーの撮影役を頼まれたので、
外付けストロボ Cannon 430EX IIを購入して試し撮りをしました。
 

プログラムモード+ISO400で家族や部屋を撮影しましたが、
疑問に思ったことがあるので、質問させてください。
 

シャッタースピードが1/60のままなのはなぜですか?
 

1/60の割に被写体ブレが少ないのはなぜですか?
 

このからくりを教えていただければ、助かります。
 

 

【ご回答】
 

外付けストロボを使用する場合、
大きく分けて2つの使い方ができます。
 

1つはシャッタースピード固定のまま、
カメラが自動でストロボ発光量を調整して
明るさを合わせる方法です。
 

カメラをプログラムモードに設定すると、
こちらの使い方になります。
 

 

2つめはシンクロと言って、シャッタースピードは
被写体に合わせたまま(たいていスローシャッター)
ストロボを発光する方法です。
 

カメラを絞り優先に設定すると、
こちらの使い方になります。
 

 

2.のシンクロ撮影は動きを表現する
独特の撮影技法です。
 

通常は1.のプログラムモードに設定して、
シャッタースピード固定+カメラが発光量調整
で撮影するのが一般的です。
 

ストロボの発光時間はシャッタースピードに比べて
何桁も短い時間です。したがって、カメラがストロボを
シャッターと同期して発光するのに十分で、
かつ被写体ブレが起こらない程度に
シャッタースピードは設定されます。
 

シャッタースピードが1/60に固定されるのは
そのためです。
 

 

プログラムモードで撮影すると、
シャッタースピードは1/60に固定されますが、
ストロボはもっと短い時間しか発光しません。
 

そのため、ストロボの光が当たった
被写体の実質のシャッタースピードは
1/60より短くなるので、ブレが少ないのです。
 

 

外付けストロボを使うコツとして、
ストロボを天井や壁に向けてバウンスさせていますか?
 

直接当てるよりバウンスさせた方が柔らかい
光になるのでおすすめです。
(見た目プロっぽくて、格好もいいですよね)
 

立食パーティーでは会場の天井が高いかもしれません。
その場合は無理せずに、写真の仕上がりを見ながら、
・明るい単焦点+高ISO感度+ストロボ無し
・ストロボ直接当て
を使い分けたほうがいいですね。
 

パーティー撮影の成功を願っています。
 

 

【参考書籍】
楽しもう!ストロボ撮影
 

 

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