一眼レフ☆ 超音波モーターがオートフォーカスを早くする
【ご質問】
オートフォーカスの速さは、
カメラ本体よりもレンズによるのでしょうか?
【ご回答】
一眼レフのオートフォーカスは、
1. 被写体を見てピントのズレ量を計算する作業
2. レンズを動かしてピントを合わせる作業
に分けられます。
1. の作業は一眼レフの位相差AFという
仕組みによるものです。
詳細な説明はこちらから
↓
http://www.nikon.co.jp/profile/technology/core/software/caf/
簡単に言うと、
「ピントがジャスピンからどれだけずれているか」
つまり、ピントのズレ量を即座に計算することができます。
ここは各メーカーのノウハウが
凝縮されているところです。
数値化して比較するのが難しいのですが、
プロカメラマンのコメントとして、
「キヤノンは食いつきが早い」
「ニコンは食いついたら離れない」
というふうに表現されることがあります。
ピントのズレ量がわかれば、次にズレ量分だけ
レンズを動かしてピントを合わせます。
レンズを動かすのは、レンズに
搭載されているモーターです。
このモーターには、DCモーターと超音波モーターの
2種類があって、超音波モーターの方が圧倒的に
素早く駆動できます。
超音波モーターはキヤノンがUSMとして、
いち早く搭載してきました。
その後、各社からSWD、PEZなど様々な呼び方で
続々と搭載しています。
お手持ちのレンズの中には、「ジージー」と
音を立てて、いつまで経ってもピントを合わせない
のんびりレンズがあると思います。
せっかくボディがピントのズレ量を素早く求めても、
肝心のレンズ駆動が遅いとピントを合わせるのに
時間がかかってしまいます。
したがって、スポーツ撮影や動くお子さんなどを
撮影する場合は、レンズに超音波モーターが搭載
されているかを確認してくださいね。
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