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2015.03.08 ニコンから中級機の王道D7200が発表

フォトアドバイスの佐藤です。

今回は、ニコンから発表された、
D7200についてご紹介します。

ニコン DXフォーマット24メガ機「D7200」発表

http://www.nikon.co.jp/news/2015/0302_d7200_01.htm

 

D7200はニコンのDXフォーマットにおける最上位機種です。
キヤノンのラインナップと比較すると、
EOS 70D ~ EOS 7D MarkIIあたりに相当します。

映像エンジンが最新のモデルに変更され、
オートフォーカスが強化されました。

もっとも大きな変更は、連写枚数の増加です。

D7100はRAWで連写すると、数枚でバッファが一杯になり、
メモリへの書き込み待ちが発生することがあります。

今回は、RAW撮影時の連写枚数が18枚に増えているので、
秒6コマの連写なら3秒間は安心して連写を続けることができます。

D7200にも書かれていますが、
オートフォーカスのスペックに記載されている
「F8対応」の意味って語損ですか?

「F」は、おなじみの絞り値です。

レンズには開放F値という数字があります。

この開放F値はレンズによって異なることはご承知ですね。
・単焦点レンズでは、F1.2~F2.8
・ズームレンズでは、F3.5~F5.6
という値が一般的です。

さて、ここにテレコンという機材があります。
※ キヤノンはエクステンダーといいます

テレコンはレンズとカメラの間に挿入することで、
焦点距離を1.4倍や2倍に伸ばしてくれる便利な機材ですが、
同時に開放F値が暗くなるというデメリットがあります。

たとえば、2倍のテレコンを装着すると、
・単焦点レンズでは、F1.2~F2.8 ⇒ F2.8~F5.6
・ズームレンズでは、F3.5~F5.6 ⇒ F7~F11.2
と、開放F値が暗くなります。

カメラスペックに明記されていない場合、
暗黙の了解として、開放F値がF5.6より暗いレンズは、
オートフォーカスが作動しない可能性があります。

つまり、上記のように、
F3.5~F5.6のレンズに2倍のテレコンを装着すると、
マニュアルでピントを合わせなくてはいけません。

F7200はスペックに「中央はF8対応」と書かれていますので、
開放F値がF8を超えなければ、オートフォーカスが使用できます。

誤解の無いようにお伝えすると、
上記はすべて開放F値のお話ですので、
カメラの設定でF値を絞ってもオートフォーカスには
関係ありませんのでご安心ください。

ちなみに、オートフォーカスの「F2.8対応」と書かれているのは、
開放F値がF2.8より明るいレンズを使えば、
より精度の高いオートフォーカスができるという意味です。

従来機種のD7100は安心しておすすめできるカメラでした。

メールサポートで「はじめてのカメラ選び」を質問されたとき、
「これを撮らなければいけない!」という、
明確なコンセプトがないのであれば

ニコン D7100か、キヤノン EOS 70D をおススメしています。

今回のD7200は、D7100の不満だった連写枚数が改善されているので、
中級機の王道と言えるカメラに仕上がっていますね。

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