一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
写真にタイトルをつけたことはありますか?
写真展に応募する際には、たいてい
タイトルをつけて申し込みます。
このタイトルをどのように考えていますでしょうか?
ます、タイトルをつける目的を考えてみます。
私はタイトルの目的として、
「撮影者のメッセージを伝えるお手伝い」と
認識しています。
撮影した人がその写真に持っているイメージや
メッセージが明確になったり、世界観がパッと
広がるような瞬間を味わえたりするのが
「タイトル」の魅力だと思います。
「何を撮りたかったかがわかる写真は良い写真」と
お伝えしてきました。
写真を見ただけで、観た人にメッセージを100%
伝えられればよいのですが、
タイトルという力強いサポートを使いこなすことで、
より深い意味を伝えることができます。
たとえば、素敵な水田の写真があるとします。
タイトルに「水田」とつけると、見たままの美しい風景、
緑の稲と水面のコントラストなどが印象的です。
ところが、
この写真に別のタイトル、「帰り道」とつけるだけで、
田舎の中学生や高校生が自転車をこぎながら
家路を急ぐ様子が目に浮かびます。
また、今度は「カエル達のステージ」とつけると、
ゲコゲコと騒々しいカエルの大合唱が
聞こえてくるように思えます。
このように、写真だけでは伝えられない
撮影者の感情、音、気温、雰囲気などを
観た人に的確に伝えられるわけです。
次回はタイトルをつける方法をお伝えします。
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