子どもと手持ち花火の撮り方 | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

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2014.09.06 子どもと手持ち花火の撮り方


フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

過日、3歳になる子どもが手持ち花火で
遊んでいることろを撮ってみました。

どんな感じになるのか分からなくて、
いろいろと撮って見ました。

設定は、
・ISO800
・標準レンズ
・WB晴天
・中央重点測光、

フラッシュは
・SB910
・カメラの設定 オート(f6.7 1/60)
・フラッシュの設定 iTTL

フラッシュ無しの写真は、フラッシュの
スイッチをオフにしただけですので
(f5.6 1/60)のままです。

フラッシュを使うと明るすぎて
背景のあじさいまで写りますが、
面白味に欠けるような感じです。

フラッシュ無しでは、全体に暗くて
顔まで光が届きにくいような感じです。

よい方法はありますか?


【ご回答】


お子さんの花火の撮り方では、
ストロボ無し、ストロボ使用の
どちらも正解です。

で、お気づきの様に撮れる写真の
雰囲気が変わります。

◇ ストロボ無し

雰囲気が出ますが、暗くてブレやすいので
いかにブレない写真を撮るか?がポイントです。

ブレないポイントは、たくさんの光をとりこんで
シャッタースピードを稼ぐことです。

たとえば、明るいレンズを使用して、
なるべく明るいF値を使う。

したがって、明るい単焦点がベストです。
ピントはお子さんの目に合わせましょう。


もう一つは、ISO感度を上げることです。
普段はノイズが気になるのでISO上限を
800程度に抑えたいのですが、
ここではノイズよりブレ回避を優先します。

カメラによりますが、このようなシチュエーションでは
ISO6400くらいまで上げてもいいですね。

雰囲気重視の場合は、ある程度ノイズに対して
目をつぶりましょう!逆にザラザラ感が
夏の夜の雰囲気を醸し出すことがあります。


露出補正に関して、花火の光量、周囲の光量で
適正な補正値がコロコロと変わります。

撮っては確認をこまめに行い、臨機応変に
露出補正を調整するとよいでしょう。


また、邪魔にならなければ、三脚を使うことで
ブレを少しでも回避できます。
(動くお子さんだと大変ですね・・)



次にストロボを使った場合です。

ストロボを使うとブレの心配がなくなるのですが、
ストロボは太陽光に近い光を照射するので、
花火の雰囲気が出ないというデメリットがあります。

シチュエーションによるので万能とは言えませんが、
撮影モードをシャッタースピード優先にすると、
うまくいくことがあります。

ISO感度を800に固定して、
シャッタースピードを遅めの1/15秒程度に設定すると、
自動的に絞り値が開放になります。

すると、オート設定時の f6.7 1/60 に比べて、
ストロボの光量が減り、周囲の光を拾いやすくなるので、
背景がより明るく出やすくなります。

また、ディフューザーを使ったり、白い壁などに
ストロボ光をバウンスさせることで、
より自然な感じに近づけることができます。

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