フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
滝の写真では「静」の部分を入れることが必要と教わりました。
そのつもりで「静」に相当する波の腹を狙いましたが、
波の腹の部分が少なすぎる結果になりました。
波を撮るときのコツを教わりたいのでよろしくお願いします。
撮影時の条件は、
1/500秒、f 18、焦点距離300mm、ISO800、連写は使っていません。
【ご回答】
撮影データを拝見する限り、
1/500で止めるのは良いですね。
ISO800はなんとか大丈夫ですが、
絞りf18は絞り過ぎです。
絞り値はf8~f11でいいと思います。
そうすればISO感度をISO800より下げられるので、
より精細な絵が撮れるようになります。
300mmを使っているのでシャッタースピードは
これ以上下げたくないですね。
波の腹としぶきを狙うのであれば、
高い位置から撮るのではなく、
波打ち際などの低い位置から撮ると
ダイナミックさが演出されると思います。
しかしながら、波打ち際は危険なので
十分安全を配慮してくださいね。
この被写体はシャッターチャンスが大事です。
また結果が予測できないので、
とにかくたくさん撮ってみる事が必要ですね。
一方で、撮影結果の予測はできませんが、
ある程度の仕上がりイメージをご自身で持っていないと
闇雲な撮影になってしまいます。
波にも表情があるので、光の扱い方も大事です。
具体的には光の角度、色、強さを撮影の時間帯を変えながら
イメージに近い光を探してみましょう。
波と一口に言っても様々ですので、色んな波の写真を見て
どんな波を撮りたいか?イメージを持つようにしましょう。
イメージができあがれば、そのイメージが撮れる
場所、時間帯、季節などを求めながら
イメージに近づく撮影が期待できます。
【参考書籍】
NAMI―梶井照陰写真集
http://amzn.to/1mIVO1o
いいね!して最新記事を受け取る
この記事を友達に教える
全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る