フォトアドバイスの佐藤です
ソニーから新商品 α7、α7Rが発表されました。
ソニーはミノルタからカメラ資産を引き継いだ後、
トランスルーセントや位相差AF付きマウントアダプターなど
従来のカメラメーカーとは違った視点でカメラを開発してきました。
今回の発表も、思わず「きたね~」つぶやいてしまいました。
世界初35mmフルサイズイメージセンサー搭載
ミラーレス一眼カメラ『α7』シリーズを発売
↓
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201310/13-1016/
-Eマウント採用ミラーレス機初の35mmフルサイズ機
-イメージセンサー 35mmフルサイズ。
「α7R」3,640万画素ローパスレスCMOSセンサー
「α7」2,430万画素ローパス付き像面位相差AF対応CMOSセンサー
-画像処理エンジン 新開発の「BIONZ X」
-ファインダー XGA有機EL搭載EVF
-連写速度は「α7R」が秒4コマ。「α7」は秒5コマ(AF追従)
-WiFi/NFC搭載
-高剛性マグネシウム合金、防塵防滴
-実売価格は「α7R」ボディー 22万円前後、「α7」ボディー15万円前後
ソニーは少し前に「RX1」でコンパクトカメラに
フルサイズセンサを搭載して驚かせてくれました。
今回は一言でいうと「フルサイズ版のミラーレス」です。
しかし、かなりブレイクスルーに近い受け止められ方をしています。
まず、レンズ交換式カメラの
「フルサイズ=高画質だが大きくて重い」
という既成概念を完全に打ち破りました。
撮像素子サイズはカメラのボディサイズと密接な関係があるので、
当然フルサイズカメラは大きく重いボディになりがちです。
さらにフルサイズの撮像素子は製造コストが高いことから、
「フルサイズ=高級カメラ=大きくて重い」
という図式が当然のように認識されていました。
α7のボディ価格15万円(将来的に10万円まで下がるかも)は
APS-C 中級機に近い価格帯です。
α7Rの3,640万画素ローパスレスなんて、あれだけ高画素で
騒がれたニコンD800Eとスペックだけなら同等ですね。
この価格帯かつコンパクトなボディでフルサイズを使えることで、
購買意欲がメラメラと燃え上がる人も多いでしょう。
同時発表のカールツァイスレンズもちょうど良い焦点距離ですね。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201310/13-1016B/
ちなみに、α7RはコントラストAFなので完全に静止画向け。
α7は像面位相差AFを搭載していますが、連写が秒5コマなので
激しいスポーツ撮影には向いていません。
個人的には35mm単焦点を付けて、GRのように持ち歩きたいですね。
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