フォトアドバイスの佐藤です。
リコーよりペンタックスデジタル一眼レフの
最新機種「K-3」が発表されました。
Kマウントデジタル一眼レフカメラ最上位機種
「PENTAX K-3」
http://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2013/20131008_004192.html
-Kマウント ハイエンドモデル
-イメージセンサーはローパスレスAPS-C 2,400万画素CMOS
-ローパス的効果を切り替える「ローパスセレクター」機能
-画像処理エンジンPRIME III、最高感度ISO 51,200
-AF27点測距(25点クロス・中央3点F2.8対応)-3~+18EV
-AE約8.6万画素RGB測光センサー
-光学ファインダー視野率100%、倍率0.95倍
-連写速度は秒8.6コマ。連写枚数はRAWデータで約23枚、JPEG時は60コマ。
-動画機能は、1,920×1,080/60i、30p。
-4K(3840×2160)サイズでのインターバル動画撮影機能
-WiFi機能
-防塵防滴性
-SDメモリーカード、デュアルカードスロット
-実売価格ボディー15万円前後
コストパフォーマンスに定評のあるペンタックスの
気合の入ったハイエンドモデルです。
他社の上位機種に負けない機能を15万円台という
価格で実現しました。
今回の注目は「ローパスセレクター」です。
ローパスとは通常イメージセンサの前に
取り付けられている光学部品です。
ローパスフィルターと言います。
細かく規則的なパターンを撮影したときに
モアレや偽色と呼ばれる実在しない模様が
映ってしまうことがあります。
ローパスは細かいパターンをあえてぼかすことで
モアレや偽色を防いでいます。
これは写真の解像度を低下させる副作用があります。
デジタル一眼レフ黎明期はローパス搭載が
当たり前だったのですが、
ここ数年でモアレや偽色の悪影響よりローパスレスで
解像度を訴求する販売戦略に変わってきました。
ローパスの効果を打ち消したD800Eが有名ですね。
これまで、ローパスはカメラに組み込まれている部品で、
ローパス効果を設定で強めたり弱めたりできませんでした。
しかし今回の「K-3」はローパス効果を光学部品ではなく
撮像素子の微小振動で実現させています。
つまり、設定で微小振動を調整することで
ローパス効果を変えることができます。
ローパスは光学部品という既成概念を打ち破って
ローパス設定という新機能を搭載したことは
大変興味深いですね。
9月にKマウントの交換レンズLimitedシリーズを
リニューアルしているので、K-3と組み合わせて
撮影を楽しみたいですね。
過去記事:
2013.09.06 ペンタックスがレンズをリニューアル
http://photo-advice.jp/blog/2942.html
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