フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
ニコンではマイクロレンズ(←MICRO=ミクロ)と称しています。
何故、マイクロレンズと言わずにマクロレンズという呼称が
定着してしまったのか、その理由が知りたいというのが質問です。
【ご回答】
花や小物の接写、マクロ写真を撮りたい場合、
マクロレンズという交換レンズを使うと便利です。
過去記事:マクロレンズの選び方と使い方(1)
↓
http://photo-advice.jp/blog/594.html
さて、特にニコンユーザーでマクロレンズを
探したことがある方はご存じだと思いますが。
ニコンはマクロレンズではなく、マイクロレンズと呼んでいます。
なぜ、ニコンは「マイクロレンズ」なのでしょうか?
詳しくはこちらの記事に書かれています。
~マイクロニッコールの歴史と真実、そして伝承~
第二十五夜 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8(前編)
↓
http://www.nikon-image.com/enjoy/interview/historynikkor/2005/0507/
要約すると、
マクロ写真の定義は「原寸大以上の倍率で撮影する写真」
↓
一方、カメラのマクロレンズは等倍または1/2倍の縮小光学系
↓
したがって、厳密にはマクロと言えないのでマイクロレンズ
という解説です。
お客様感覚では、マクロレンズの方がわかりやすいのですが、
ニコンは厳密さを重要視したのですね。
昔の真面目な技術者の想いを感じられるようなエピソードでした。
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