フォトアドバイスの佐藤です。
今回は一眼レフとはちょっと離れますがが、
コンパクトデジカメの新製品を紹介します。
ご存知の通り、コンパクトデジカメは
スマホのカメラ機能に押されて
販売数量と価格低下に苦しんでいます。
カメラメーカー各社は
少しでも利益を確保するために、
画像処理で付加機能を充実させたり、
高級ラインナップを拡充させて
必死の努力を続けています。
キヤノンから発表された高級コンパクト PowerShop S120は
一眼レフの独壇場だった星空撮影に、画像処理という手段で
鋭い一手を打ちこんできました。
↓
キヤノン コンパクトデジタルカメラ
PowerShot S120「多彩な撮影モード」
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/s120/feature-mode.html
今回のPowerShot S120では、画像エンジンの進化で
パソコンでしか処理できなかった複雑な画像合成を
カメラ内部で処理できるようになりました。
特に、星の長秒写真をつなぎ合わせて
星の光跡写真から動画まで作成できる機能を備えています。
フィルム時代、星空撮影は長時間露光が基本でした。
星の動きを表現できる一方で、写真全体が白くなりがち
という構造的な問題を抱えていました。
写真のデジタル化に伴い、
画像処理という新しい技術の登場で
星空の写真は一気に変わりました。
1分程度の露光で写真を何千枚も撮り、
それらをパソコンで合成することで、
黒い部分はそのまま、明るい星の軌跡だけを
鮮やかに表現できるようになりました。
フォトアドバイス講師の村田カメラマンもそうした
星空写真を得意分野にしています。
↓
https://itunes.apple.com/jp/app/id424371601?mt=8
もちろん一眼レフに比べてレンズと撮像素子という
乗り越えることのできない壁は残っているので、
画質面では簡単に追い付けません。
しかしながら、
「できる、できないの壁」
がなくなりつつあるのを感じますね。
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