一眼レフ☆EOS6Dと7Dで迷っています | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

デジタル一眼レフ無料メール講座
facebooktwitter

デジタル一眼レフ上達講座公式Blog

2013.08.02 一眼レフ☆EOS6Dと7Dで迷っています


フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

APS-Cがフルサイズに対して、
「劣っている点」はなんでしょうか?

EOS 6Dと7Dなら、どちらを推奨されますか?

大枚はたいて買ったシグマの標準ズームレンズ、
17-50mm F2.8 DC OS HSMは、
APS-C専用とありますので
フルサイズ機には使用できないのですね。


【ご回答】

まず、フルサイズについて説明します。

24x36mmセンサーサイズ、35mmと呼ばれますが、
これはフィルムの幅のサイズなので
デジタルカメラの撮像素子では不自然ですね。

フルサイズの面積はAPS-Cの約2倍。
その2倍の面積がいろいろ有利とは言われます。


・画質&トーン、諧調

フルサイズは撮像素子の面積が大きいので、
画素ピッチを狭めずに画素数を増やせます。

一方で、画質の見た目の違いは
モニタの拡大率やプリントのサイズにもよります。

よほど大きなプリントとかパソコンで無理に拡大すれば
違いが出ますが、個人差はありますが一般的には
期待したほど劇的に画質は変わらない感じだと思います。

センサーと画像エンジンの性能にもよりますので、
新しいAPS-C機の方が旧フルサイズよりも綺麗
という事も十分考えられます。


・高感度特性

これも画素の面積と関係ありますね。
物理的に光を多く取り入れられますので。

Nikon D4のように高感度を強くするのに
特化したカメラもあります。
EOS 6Dも高感度に強いようですね。

使い方にもよりますが、
実際に使う感度はIS0800くらいまでが多いので、
そうした意味ではAPS-Cでも同じかもしれません。

フルサイズの利点は、ISO感度を上げた時の
ノイズ耐性に差が出やすいですね。


・背景のボケ

同じ画角(焦点距離ではない)で
同じアングル、同じ絞り値では
フルサイズの方がボケが大きくなります。
ポートレートには有利です。

反面、背後までピントを合わせたい時は
APS-Cの方が便利です。

フィルムと同じ画角と焦点距離の感覚を
適用したいためにフルサイズを
使われている方も多くいらっしゃいます。

フィルム時代からの慣れですね。

50mmが標準レンズなど、この感覚的な問題は
ベテランの方には大きな利点です。
ベテランの方が「フルサイズフルサイズ」というのは
この部分も大きいのかもしれませんね。



次にAPSーCの利点です

APS-C専用レンズはフルサイズ用より小型で安価です。

たとえばお手持ちの
17-50mm F2.8 EX DC OS HSM [キヤノン用]
約\32000(価格.COM安値で)
重量/565g

これがフルサイズだと
17-50mmで(約27-80mm相当)で近いスペックのレンズだと
24-70mm F2.8 IF EX DG HSM (キヤノン用)
http://kakaku.com/item/K0000012296/
になります。
約\74500
重量/790g

価格は倍以上重さも200g増しになってしまいます。
レンズ数本持ち歩くとなったら、
その差はかなりのものですね。


望遠にも有利です。
焦点距離が実質1.6倍になるという事は
300mmが約480mm相当です。

高価なフルサイズ500mmを購入しなくても
300mmで同等の画角が手に入ると
スポーツや野鳥撮りの方には
非常にコストパフォーマンスが高いですね。

もちろん500mmよりはるかに軽量です。



EOS 7Dと6Dでは・・

7DはAPS-Cプロ機という位置づけもあって、
カメラの格式では7Dが上です。

7Dは考え方によると5D mark IIIクラスと
思って良いです。

7D mark IIが出れば、相当レベルの高い
カメラになると思います。


買い増しの悩みわかります。

写真というのはそうして機材もレベルアップするものです。

たしかにEF-Sレンズ(APS専用レンズ)が
フルサイズに装着出来ないのは、
キヤノンの困った点ではありますね。

ニコンはDX(APS-C)レンズは
フルサイズ機でもAPS-C機として使用可能。

フルサイズ移行なら6Dよりも5DⅢを頑張って!とも思います。
すでにカメラはあるのですから急ぐ必要も無いですし。

いいね!して最新記事を受け取る

この記事を友達に教える

全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る

facebook
ページTOPへ