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フォトアドバイスの佐藤です。
今回はメールサポートでいただいた ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
もうすぐホタルの季節になります。 かなり難しいとは思いますが、 今年こそホタルの飛んでいるところ、 葉にともっているところを 撮ってみたいと思っています。 当然夜になると思いますが、 夕方あたりから飛ぶとも思います。
いわゆるゴールデンタイムのようなものが あるのでしょうか。
適当なレンズ等を教えてください。 今私が持っているレンズは、 タムロンの28-300mm f3.5-6.3 シグマの30mm f1.4、 キャノンのEF-S 18-55mm f3.5-5.6 の3種でカメラはEOS kiss X5 です。
【ご回答】
お手持ちのズームの方は少し蛍撮りには暗いかもです。
光芒、光跡の撮影は30mmF1.4はバッチリな感じです。 ただ蛍のアップとなると、接写が出来ないレンズなので 簡単、安価な方法だとクローズアップレンズという虫メガネと同じ原理の 凸レンズフィルターがあります。
http://ec1.kenko-web.jp/category/437.html
クローズアップレンズだと取り外しがメンドウ 画質はやや歪んだりする場合があるので、 本格的にマクロを撮りたければ やはりマクロレンズが便利です。
接写以外遠景の風景撮りまで使用できます。 キヤノン EF-S60mm F2.8 マクロ USM
蛍だと被写体が小さいので キヤノン EF100mm F2.8 マクロ USM キヤノン EF100mm F2.8Lマクロ IS USM の方が向いているかもしれません。
・ホタルの光芒、光跡の撮影
ちょっと難しい撮影ですが、 機材と設定のヒントを書きますね。
まず、かなりの長時間露光での撮影となります。 分単位、シャッターを開けておかないと、 写らないと思います。
ですので
– 丈夫な三脚 (第1パイプ径が25mm以上で3段式より太い物が望ましい) 使用時はセンターポールは使用しない。 – ケーブルレリーズ(リモートスイッチ) 数十分間シャッターを開けぱなしにする場合があるので、 前もって練習しておいて下さい。 – 時計(暗いのでデジタル腕時計が良いかな) – 懐中電灯(ホタルなのでペンライトくらいが良いかな)
レンズは明るい単焦点が良いです。
・カメラの設定
長時間露光ノイズ除去はonが望ましいですが、 これをonにしてしまうとシャッターを切り、 次のカットを撮るまでに同じ時間ノイズ除去のために待たされます。
シャッターチャンスが限りなく悪くなるので、 ノイズは目をつぶって長時間露光ノイズ除去はoffにしましょう。 ※ キヤノンなので、長時間露光ノイズ除去オートにすれば大丈夫かも。 ※ 待ち時間を一度テストしてみてください。
ISOは800で試し撮りしてみて下さい。 ちゃんと写るなら下げた場合も試して下さい。 下げた方が画質は綺麗になります。
もしISO800でダメならISOを上げる。 これもノイズと画質と蛍の写り具合で 天秤にかけて下さい。
AF補助光もOFFにしておいた方が良いです。 わからなければ、ピントもマニュアルで合わせます。 恐らくAFは動作しないのでマニュアルピントになるでしょう。
難しいのはシャッター速度です。 マニュアル露出モードで、長時間露光(?30秒)、 それ以上のバルブ(B)撮影になります。
陽の明かりがまだ残っている、満月である等で変化します。
真っ暗であれば、バルブ(B)モードにして、 時計で確認しながら数十分間シャッターを 開けぱなしにすると良いと思います。
長時間露光で大変ですが、 これは沢山撮るしかないと思います。
注意点は 他の方の迷惑になるので、 間違えても内蔵ストロボを光らせないようにしましょう。 できればペンライトの使用も配慮しましょう。 もっと詳しく知りたい場合は、 こちらのサイトが参考になります。
↓
http://hajime3776.fc2web.com/hotaru-satueihouhou2006.html
止まっている蛍も 三脚 レリーズ(リモコン) スローシャッターになると思いますので 可能な限り動く前に撮る。
撮影時間は 地域により蛍の飛ぶ時間帯が違うようなので その地域の情報を仕入れて下さい。
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全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る