一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
現在、ニコンD7000を所有しています。
レンズは6本
トキナー 12~24㎜(広角)
ニコン 35㎜(単焦点)
ニコン 18~105㎜(標準ズーム)
ニコン 55~200㎜(望遠ズーム)
タムロン 90㎜(マクロ)
シグマ 120~400㎜(超望遠)
を所有しています。
最近、ニコンからD600がでて、気になっています。
ですが、フルサイズ機に買い換えると、
レンズもすべて変えないといけないでしょうか。
今持っているレンズがすべて使えなくなるのでしょうか。
【ご回答】
Nikonはマウントが同じなので装着は出来ます。
作動も大丈夫ですが、条件があります。
現在使用している、ほとんどのレンズは
D7000などのDXフォーマット=APS-Cサイズ用のレンズです。
DX(APS-C)フォーマットとは
約24mmx16mmのサイズの映像センサー(フィルムにあたる部分)です。
このサイズに撮れるように設計されています。
D600などのフルサイズ(FXフォーマット)は
24mmx36mmの映像センサーのカメラです。
すると、現在のレンズで使用すると
24mmx36mmの面積の中の、24mmx16mm部分にしか
結像する事しか出来ません。
つまり写らない部分は黒くなります。
純正のレンズでは、それを解消するため
自動的に黒くなる写らない部分をトリミング(マスク)してくれる
モードが搭載されています。
(DXモードと言います。覗くファインダーもその分、
トリミングされ狭くなり見にくいです。)
ですので、装着もできますし使用もできます・・・。
ただ、せっかくのフルサイズのカメラで
24mmx16mm部分にしか写らないので
使い方としては、ファインダー視野が狭くなり
DX(APS-C)フォーマットカメラと同等となってしまう訳です。
(その分画素も落ちます)
これでは何のためにフルサイズ機を購入したのか
わからなくなってしまいます。
質問の回答としては
装着できて、機能も作動しますが
ファインダー視野の大きさ、映像センサーの面積など
フルサイズの利点は生かせない!
レンズが有る!となりますね。
実用もやや落ちます。
現在所持の
★DX(APS-C)フォーマットカメラ用レンズ
トキナー 12~24㎜(広角)
※他社製なので自動でDXモードになりません。
ニコン 18~105㎜(標準ズーム)
ニコン 55~200㎜(望遠ズーム)
★ニコン 35㎜(単焦点)/F値が不明なので・・・
F1.8だとDX(APS-C)フォーマットカメラ用レンズ
F2もしくはF1.4ならフルサイズ用ですので、問題なく使用出来ます。
★フルサイズ用
D600でそのまま使用出来ます。
タムロン 90㎜(マクロ)
シグマ 120~400㎜(超望遠)
DGですよね。
一応ご使用できるレンズもあるので
すべて一気に買い替えで無くても大丈夫だとは思います。
逆は大は小を兼ねるので、買い替えで徐々に揃える手もありますね。
ニコン 18~105㎜(標準ズーム)
を
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
or
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
に買い替えちゃうとバランスが良くなりますね。
ニコン 55~200㎜(望遠ズーム)は
シグマ 120~400㎜(超望遠)があるので
不要では?
色々と悩みますが、これも楽しみの一つですね。
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