ご質問
日没直後に、綺麗な空が広がっていたのでカメラを手にしました。
1枚目は、牧柵をちょっとだけ見えるように、RAW現像でシャドウを明るくしたのですが、
中央の山が少し明るすぎたように思います。
むしろ、真っ暗につぶした方が良かったでしょうか?
2枚目は、空が美しかったので、広く撮りましたが、何だか広すぎのようにも感じますが、
バランス的にはいかがでしょうか?
シルエットの造形と影の濃さがポイント
いい夕焼けですね。
夕焼けの撮り方として、今回のように前景になるものを
シルエット調に配置する方法があります。
今回もシルエット写真にした判断はいいですね。
ただし、シルエット写真で表現する場合、シルエットになったモノの形が大事です。
シルエットの造形としての美しさと
背後の空の組み合わせで作品力が決まります。
また、シルエットにするなら中途半端な露出にせず、
影部は潰れるくらいの方が結果が良いことが多いです。
ただし、シルエットにする素材や状況によります。今回は潰してしまった方が良いですね。
さて、シルエットの形について見ていきましょう。
(1枚目)
左の松、電柱やフェンスはシルエッットの良さが有ります。
右の木がややモッサリとした感じが強く、かつ夕日の良い部分を覆っているので
ここが改善点ですね。
(2枚目)
> 空が美しかったので、広く撮りましたが、何だか広すぎのようにも感じます
こちらも左側の木がモッサリとしているので
シルエットの造形としての美しさが出せていません。
今回のように、空に雲の表情がある場合は、空を広く入れても大丈夫ですよ。
フォトアドバイス受講生作品で、
シンプルな地上風景と表情豊かな空を組み合わせた作品です。
「風の村で」 うさこさん
単調でのっぺりした空の場合、
なにもない空間が無駄に感じることがあるので、
雲と夕焼けの表情で判断すると良いでしょう。
雲と夕焼けが組み合わさったよい表情の空と、
シルエットとしての美しい造形美が組み合わされば
素晴らしい作品が作れるでしょう。
構図講座の受講生作品で、地上風景のシルエットを工夫された作品です。
「梅雨のはざまのドラマ」 淡い紅さん
「吉備路の夜明け」 tomtomさん
「琵琶湖朝景」 UraUra88さん
夕焼けは急に焼けてきますが、その時に
「どれをシルエッットにするか?」という見極めも大事ですね。
夏シーズンは木々の葉が多いので、ハードルが高くなりますが、
チャンスが来たらまた頑張ってみてくださいね。
◇◇ 写真実践塾 構図 8月スタート生募集!
こちらの作品の改善点がわかりますか?
構図の型を一つ一つ学びながら作品づくりの実力がステップアップする。
「写真実践塾 構図」
8月スタート生を募集します。
半年から1年ほどじっくり取り組むことで、構図力は確実にレベルアップします。
画面整理がイマイチ苦手な方はぜひ受講してみてください。
講座の詳細はこちらからご覧ください。
↓ ↓
http://photo-kouza.com/zissen_kiso/kouzu/
【編集後記】
7/14-19に開催した「第二回 花写真グループ展」
が無事終了しました。
期間中は酷暑にもかかわらず
大勢の方に会場までお越しいただき、
本当に感謝申し上げます。
次回の展示会企画として、フォトアドバイス受講生の
トップクラスの作品を集めた写真展を
10/17-10/20 に東京 表参道で開催します。
こちらもぜひ観に来てくださいね。
いいね!して最新記事を受け取る
この記事を友達に教える
全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る
いいね!して最新記事を受け取る
この記事を友達に教える
全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る