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2012.08.10 一眼レフ☆夜のお祭りの撮影方法(戸畑祇園山笠)

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。
【ご質問】
7月28日(土)夕方、お祭り「戸畑祇園山笠」の
桟敷席にて撮影を行う予定です。
時刻は午後6時~夜8時頃まで。「戸畑祇園山笠」の特徴は、
同じ山車が日没前と後で装いを変えるところです。
提灯を取付ける夜バージョンは、有名です。
装備はEF70-300 f/4-5.6LIS USMの望遠を中心に考えております。
外部ストロボも用意していこうかと思います。
機材はEOS Kiss x4 です。
質問:

日没前後で、カメラの設定を変える
必要があると思いますが、注意すべき点は?

ストロボを焚くには被写体との距離が
どれくらい以下なら有効でしょうか。

ストロボを焚くには被写体との距離が離れすぎている場合、
ISO感度で対応することになりますが、画質を悪くしない
程度の数値はどれくらいでしょうか。

防護目的でよく使いますが、このシチュエーションで
カメラのフードをつけることでの影響はありますか?
日没後は、露出上弊害があるのでしょうか。

画質設定は、連射の場合JPEGとなるかと思いますが、
露出補正で注意すべき点があったら教えてください。
RAW設定でもいけるなら、そちらを選びたいのですが・・・。

オートフォーカスは、動いている被写体対応を考え,
ワンショットAF以外かと思いますが、AIサーボAFと
AIフォーカスAF のどちらがよいのでしょう。
私はAIフォーカスAFではないかと思いますが。
【ご回答】

日没前後で、カメラの設定を変える必要が
あると思いますが、注意すべき点は?
どちらも基本は
ISO400(※夜は場合によりあげます)
WBは晴天(雰囲気が出る)
が良いでしょう。
日没前は絞り優先オートが撮りやすいでしょう。
日没後は、
ストロボ使用ならば、まずはPプログラムオートが撮りやすいです。
PプログラムオートはISO、WBは自分で決められ、
あとはカメラがやってくれるモードです。
絞り優先ですと、選択した絞り値により
シャッター速度がバラツキますし、
ストロボが手前しか照らさない可能性があります。
これで撮影してみて、もしモニター確認で暗く感じる場合は↓
場合により(距離がある場合)は、
Sシャッター速度優先オートでスローシャッターを選択して
ストロボを光らせると、ストロボで手前、スローシャッター速度で
背景の祭りを写し込む事ができます。
スローシャターですので、三脚を使用するのがベストではあります。
選ぶシャッター速度は、何枚か試写してみて
モニターで確認してみて下さい。
提灯の明るさにより変わりますが、
まずは1/30以下から試してみて下さい。
遅くするほど、ブレは大きくなってしまいます。
その場合はISOを上げて下さい。

ストロボを焚くには被写体との距離が
どれくらい以下なら有効でしょうか。
原則、外部ストロボでないと光は届かないです。
ストロボには、表記のガイドナンバーがあります。
(内蔵はGN12/ISO100)
この数字はISO-100の場合の数字ですので、
ISO-400での使用の場合はX2倍の数字になります。
(内蔵の場合はGN24/ISO400になります)
このガイドナンバーから、使用する絞り値を÷(割る)と
光りの届く有効距離がでます。
内蔵はGN24/ISO400なので
これを70-300mmのf5.6で割ると
24÷F5.6=4.2m
4mくらいしか届かないとなります。
ですので、なるべく大きなガイドナンバーの
外部ストロボが有利となりますね。

ストロボを焚くには被写体との距離が離れすぎている場合、
ISO感度で対応することになりますが、画質を悪くしない程度の
数値はどれくらいでしょうか。
ISO400までは、画質が綺麗です。
ISO800がやや落ちます。(問題無いくらいです)
ISO1600を超えるとザラザラ感が増えていきます。
ただし機種によりますので、本番前に適当な場所で
テストしてみると良いと思います。
ただ、ブレるよりもザラザラの方が綺麗に見えるので、
ここは天秤にかけるしかないです。

防護目的でよく使いますが、このシチュエーションで
カメラのフードをつけることでの影響はありますか?
日没後は、露出上弊害があるのでしょうか。
人ごみの中ですし保護目的、街灯の影響での
ハレーションもあるので、つけた方が良いとは思います。
ただし、ストロボの光りがフードが邪魔で
ケラレル場合があるので、この場合は外します。
広角レンズ使使用時や、望遠の長いフードはこのケラレ注意です。
フードでの露出上弊害は、どの状況でもありません。

画質設定は、連射の場合JPEGとなるかと思いますが、
露出補正で注意すべき点があったら教えてください。
RAW設定でもいけるなら、そちらを選びたいのですが・・・。
露出補正は回りが暗いので、(それにひっぱられ)
オーバー露出になるようでしたら有効です。
ちょうちんの明るさにひっぱられ、アンダーになる場合も・・・
アングル、状況しだいですので、これは現場で
試写して決めるのがベストでしょう。
RAWでも撮影できるなら、後でWBや露出の調整もできるので保険にもなります。
明暗差のトーンもRAWのほうがかなり有利です。
RAW注意点は
ファイルが重くなるので、連写が途中で止まる、
沢山撮れないがマイナス面です。
メディアカードに余裕があるのなら、RAWでも撮ると良いでしょう!

オートフォーカスは、動いている被写体対応を考え,
ワンショットAF以外かと思いますが、AIサーボAFと
AIフォーカスAF のどちらがよいのでしょう。
これは慣れたやり方でやってみて下さい。

任意のポイントをセレクーターで選んで撮るのが
撮りやすいかなーとは思います。

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