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2012.03.23 一眼レフ☆フラッシュの効果的な使用法

一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
 

メールサポートでいただいたご質問の
回答を紹介します。
 

【ご質問】
 

近々子供の卒園式と友人の結婚式があるのですが、
フラッシュを効果的に使用するにはどうすれば良いでしょうか?
 

ストロボは外付けを購入しました。
モデルはCANON 430EX IIです。
 

ちなみに本体はEOS kiss5を使用していますが、
Pモード以外にストロボ撮影に向いているモードはありますか?
 

 

【ご回答】
 

内蔵ストロボはバウンスができない、光が弱い、
という弱点があるので、外付けストロボの
使用をおすすめします。
 

ストロボを使えばどんな暗い場所でも大丈夫、
と過信してしまいがちですが、
クリップオンストロボの光は思ったより届かないので、
補助的な意味合いに考えた方が無難です。
 

卒園式のようなシチュエーションでは、
基本はストロボ無し、明るいレンズとノイズが
気にならない高ISO感度で撮影します。
 

どうしてもシャッタースピードが遅くなるときに、
ストボロを利用します。
 

プログラムモード(P)で撮影すると、
シャッタースピードが1/60に自動的に固定され、
ストロボの光量で露出が制御されます。
 

このとき、ストロボを天上に向けて一回反射させると、
柔らかい自然な光になります(バウンス)。
上手く当てるのに慣れが必要ですが、
覚えておくと便利なテクニックですね。
 

天上が高い場合や、被写体まで離れている場合は、
被写体に直接向けて撮影します。
ストボロ特有の強い影や明暗がつくのは
多少仕方ないと考えて下さい。
 

 

まとめると、
 

1. ストボロ無し
2. ストロボバウンス
3. ストロボ直接
 

の優先順位で、下に行くにつれて、
いわゆるフラッシュを当てたのがわかる
写真に近づきます。
 

被写体との距離は数メートル以内が目安です。
それ以上離れると、ストロボの効果が弱くなることを
認識しておいて下さいね。
 

 

外付けストロボ使用時のモードについて、
主に絞り優先とプログラムモードの
2つの使い方があります。
 

マニュアルモードもありますが、
今回のシチュエーションでは除いておきます。
 

絞り優先の場合、ストロボが無い状況での
絞りとシャッタースピードをカメラが判断して、
その状態でストロボが発光されます。
つまり、ストロボは補助的な役割で、
暗いシチュエーションでは結局シャッタースピードが
遅くなってしまいます。
シンクロと呼ばれる撮影方法ですね。
 

プログラムモードではシャッタースピードが
1/60に設定されます。つまりストロボがメイン光源の
役割を果たします。暗いシチュエーションでは、
ストロボの当たらない背景は当然暗くなります。
 

 

暗いシチュエーションで使う場合、
絞り優先では想定外にシャッタースピードが低下して
ブレブレになる可能性があります。
 

失敗の少ないのはプログラムモードですね。
 

想い出に残る素晴らしい写真を撮られることを願っています。

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