一眼レフの上手な写真の撮り方を解説するメルマガ
フォトアドバイスの佐藤孝太郎です。
メールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。
【ご質問】
夕日や朝日の撮影について教えて下さい。
私は
D300 18-200mm VR、シングルポイントAF,
測光モードはスポット測光
にして夕日や朝日を撮っていますが、
ピント位置をどこにもっていくかにより
画面の明るさが全く異なるため、あちこちにもっていって
自分の撮りたい雰囲気が出るところで撮っています。
多分測光モードの使い方をうまくすればもう少し
適切な明るさの映像になるような気がします。
D300には測光モードとしてスポット測光、中央部重点測光、
マルチパターン測光があります。
夕日や朝日の撮影の時はどれが適切なのでしょうか。
またその雰囲気をどのように表現したいかによっても
使い分けがあるような気がしますが、如何でしょうか。
この辺のところを教えて下さい。
【ご回答】
スポット測光でこれで良いと思います。
(マニュアル露出ができればおすすめです)
太陽直だとアンダーになりますので、
明るめの雲や空の露出になっているかと思います。
スポット測光は名のごとく狭いエリア、
ピンポイントで測光しています。
風景、とくに今回のような朝日、夕陽は
空のピンポイント露出なのでベストの
測光方式とも言えます。
手持ち撮影でしたら、スポットで狭すぎると
感じれば中央重点でもかまいません。
その場合だと測光ポイントが広がりますが、
中央で計っているのでアングルを振らなければなりません。
(オート露出だとAEロックもしなければなりません)
三脚固定使用だと、AFエリアがそのまま
スポット測光ポイントになるスポット測光が良いでしょう。
逆光時はマルチパターン測光だと、露出がやや太陽の明るさに
引っ張れれるので(太陽の場面位置によっても変化する)、
バラツキが出やすいとも言えます。
(マルチパターン測光は優秀で正確ではありますが、
雲や大気の状態にもより場合によりバラツキます)
これもマニュアル露出で撮るのが良いと思います。
(オート露出だと太陽の場面位置によっても
変化するのでマニュアル露出で固定すると良い)
ちなみに、自分の場合、ダイヤモンド富士など
朝日夕陽など数多く撮影していますが、
マルチパターン測光で少しアンダー気味に
マニュアル露出で撮影しています。
(マルチパターンのクセをつかんでいます)
朝日や夕陽は露出オーバーだと雰囲気が壊れるので、
ややアンダー露出が良いですね。
デジカメなので直前でモニターで確認をするとは
思いますので(逆光で見にくいですが)
ややアンダー露出を心がけてみて下さい。
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