絞りを変えると何が変わるの?
絞りとは、名前で何となく分かる通り、光量を絞る為の装置の事です。
では、良く聞くけどいまいち分からない、F値とは何の事でしょうか?
実は、F値=絞りの大きさ、なのです。
これは、数字が小さければ小さいほど光量が多く、
数字が大きいほど光量が少なくなっていきます。
では数字が違うと、どんな影響があるのか?
数字が小さいと、シャッタースピードが速くなります。
シャッタースピードが速いという事は、飛び立つ鳥やスポーツ選手など、
素早く動く被写体をピンぼけせずに撮ることが出来るのです。
逆に動かない被写体だと、背景がピンぼけしてしまう事が多いです。
絞りの数字が大きいと、シャッタースピードが遅くなります。
背景や花など、動かない被写体を全体的に綺麗に撮りたい時に適しています。
逆に激しく動く被写体だと、残像が映ってしまいます。
このように、撮影するシチュエーションによって変える必要があるのです。
注意しなければならないのが、F1.4という数字に設定しようとしても、
レンズによっては出来ない場合がある、という事です。
いわゆる「明るいレンズ」「暗いレンズ」という呼ばれ方をしており、
低い絞り(光量が多い)に対応しているものを
「明るいレンズ」と呼びます。
対して、高い絞り(光量が少ない)にしか出来ないものを
「暗いレンズ」と呼ばれています。
一般的には、3.5-5.6と表記されているレンズが多いです。
つまり、このレンズはF3.5からF5.6に対応してますよ、
という事なのです。
ただ、絞りが低いレンズほど高級品であり、
なかなか手の出しづらい価格となっています。
最も、絞りが低いからといって、高性能というワケでもありませんが。
使用目的を決め、それに必要なF値を洗い出してから
レンズを探した方が良いかも知れません。
絞りを重点的に置いたオススメのレンズは、こちら!
【CANON EF35mm F2 IS USM】
価格は控えめながらも、絞りはF2と
非常に高性能。
ただし単焦点レンズなので、
多少の腕は必要かも知れません。
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