ダイヤモンド富士と聞くと、
普段、なかなか気軽に撮りにいける被写体ではありませんよね。
そんなダイヤモンド富士の撮影のポイントをお伝えします。
まず、冒頭でもお伝えした通りダイヤモンド富士は、
自然相手なのでなかなか簡単に撮ることができません。
ダイヤモンド富士を撮るには、
富士山の山頂に太陽がちょうど重なる場所と時間帯を把握した上で、
狙って撮りに行かなければなりません。
実際に、下記写真のような神奈川県の稲村ケ崎での
ダイヤモンド富士を撮影したときのケースをお伝えします。
●撮影のポイント
・撮影場所:神奈川県 稲村ケ崎
年2回 4月と9月 に撮影のチャンスがあります。
ここでの撮影のポイントは、
構図が、富士山を真ん中にして撮るのではなく、江ノ島と富士山の両方入れることで
バランスがいい構図になります。
また、海も入りますので、波で気を遣って撮るといいでしょう。
露出は、暗すぎず、明る過ぎない感じを意識しましょう。
RAWで撮っている場合は、露出を調整して波の感じを少し出してみて調整してもいいでしょう。
また当然ながら、富士山の山頂に太陽がかかっているタイミングが
非常に重要ですので、
タイミングをしっかり見計らって、太陽がかかったタイミングで、
たくさんシャッターを切り、より精度を高めましょう。
・光芒について
よくダイヤモンド富士と聞くと、
光芒が光っている写真をイメージする方も多いと思いますが、
場所や時間帯によって変わってきます。
稲村ケ崎では、富士山までの距離が遠いいため望遠気味で撮っているので光芒が出ません。
近い距離の場合は出やすくなっています。
以上のようにダイヤモンド富士といっても、
場所や時間帯によって、様々な撮り方があります。
稲村ケ崎での撮影は、年2回チャンスがありますので、
違う時期に撮ってみると、また雰囲気が違って撮れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
そして、稲村ケ崎では、撮る高さも、海岸の低い所から高い所など
撮影場所も変えられる所ですので、高さを変えて撮ってみるのもいいでしょう。