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2014.12.06 ピントのズレがどうしても気になる

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

この頃写すごとにピントの甘さが気になっていました。
ピントの事を考えると気が重くなっています。

友人にその事をお話しすると
レンズの【後ピン】とか【前ピン】とかで
視点がずれる事もあるらしい・・・と助言。

カメラ店に行き、事情を話し調べていただきました。

「確かに少しずれてますね」とのことで
修理していただく事になりました。

そこで、おたずねですが、
今回は24-105のレンズだったんですが、

カメラ自体にも【後ピン】【前ピン】というズレは
起きる事もあり得ますでしょうか?

【回答】

一眼レフのオートフォーカスは
素早くピントを合わせるために
少々複雑な構造になっています。

ボケた像を見る



ボケの量から、ピントのズレを計算する



ピントのズレからレンズの駆動量を計算する



レンズに駆動量を伝える



レンズが動く



ピントが合う

と、簡単に書くだけでもこれだけの作業を瞬時に行っています。

カメラとレンズは非常に精密な機械ですので、
必ず許容範囲内の個体差が生じます。

もし許容範囲外の個体差が見つかった場合は、
調整で許容範囲内に収められるようになっています。

特に、オートフォーカスは繊細で、
かつ目につきやすいところですね。

このピントのズレはレンズとカメラの相性とも言えます。

たとえば、
+2 の誤差を持ったレンズと
+3 の誤差を持ったカメラを組み合わせると
+5 の誤差が出ますが、

-2 の誤差を持ったカメラと組み合わせると
±0 になります。

では、ピントの甘さがどうしても気になる場合は
どうしたらいいでしょうか?

結論として、今回のようにちゃんと知識のある
カメラ屋に持っていくのがよいでしょう。

中級機以上のカメラでは、カメラボディの機能を使って、
自分でで誤差を調整できます。

5DマークⅢ
取扱説明書 P105-110
マイクロアジャスメント

キヤノンEOS7D
取扱説明書 P227
AFマイクロアジャスメント

キヤノン製品マニュアル ダウンロードページ

http://cweb.canon.jp/manual/eosd/

しかしながら、ピントを正しく測る準備と、
正しい見極めができないと、かえっておかしくなる
危険性があります。くれぐれも自己責任で。

不安な場合はメーカーのサポートに問い合わせてくださいね。

キヤノンサポート
http://cweb.canon.jp/e-support/index.html

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