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2014.06.13 一眼レフ☆蛍光灯の下の撮影における注意点

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

蛍光灯照明下の撮影についての質問です。

室内の蛍光灯照明下で連射したところ
連続写真の色味に少しづつ差異が出てしまいました。
青っぽい / 緑っぽい / 黄色っぽい

一枚の画像の中で、上半分と下半分で
色味の異なる場合もありました。


上記の現象や疑問はどの様に理解したらよいのでしょうか?
蛍光灯下の撮影で配慮すべきことなんでしょうか?

【ご回答】

蛍光灯下で色のムラやバラツキが出るのは
蛍光灯のフリッカーが原因です。

フリッカーとは「明滅」「ゆらぎ」の意味で、
蛍光灯が人間の眼に見えない早さで
点滅をくり返しながら発光する現象です。

蛍光灯は常時ちらついているので、
光源に蛍光灯を使用している限り
フリッカーの影響は避けられません。

蛍光灯のちらつきの周波数は電源の2倍です。

50Hzの電源ならば100Hz(富士川より東)
60Hzの電源ならば120Hz(富士川より西)

ですね。


シャッタースピードがこの周波数より十分早いと、
シャッターを切る度に明るさや色味が変化してしまいます。

その結果、質問いただいているように
色味が変化したり、画面の途中にムラが発生します。

これは一眼レフでもミラーレスでも、
どの機種でも起こります。

対策として、
シャッター速度をちらつきの周波数より
遅くすると影響が目立ちにくくなります。

周波数の逆数がシャッタースピードなので、
具体的には、

関東方面(富士川より東)⇒ 1/50より遅い速度で撮る
関西方面(富士川より西)⇒ 1/60より遅い速度で撮る

と考えると良いでしょう。


ちなみに蛍光灯でもインバーター方式なら
ちらつきの周波数が1000倍程度早いので、
カメラのシャッタースピード程度では
まったくフリッカーの影響はありません。

撮影用の蛍光灯はこの方式ですね。

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