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2014.05.17 写真のチカラ☆大切な時間は写真の中で生きている

フォトアドバイスの佐藤です。

「写真のチカラ」シリーズ

今回は、みなさんからいただいた中から
4件のエピソードを紹介します。


なぜ私は写真を撮るのか?

なぜ私はカメラと出会ったのか?


ほんの少しでも、

想いを馳せるきっかけになればと思います。


—————————

もう25年も前の話です。

退社したての実夫は緊張感が抜けたせいでしょうか、
駅の階段を踏み外して私の目の前で転落しました。

救急病院に入院・治療のお陰で命はとりとめたものの、
脳挫傷のために記憶の一部が欠落して、
母のことも私のことも、孫のことも
思い出せなくなってしまいました。

話しただけで理解してもらうことは困難だとわかり、
親子関係などを話しながら撮りためた家族のアルバムを
父に見てもらうことを毎日続けていたところ、
記憶を取り戻すまでには至りませんでしたが、

数ヶ月後にはしっかりと自分と家族の関係を理解して
私たちとの信頼関係を取り戻すことができました。

父も嬉しかったことと思います。

もしあのとき写真のことを思いつかなかったら、
1年後に病気で亡くなるまで父と私たちとの関係は
ぎくしゃくしたままであったことでしょう。


写真のチカラの偉大さを感じた一齣です。


東京都 在住
鈴木 さん

—————————

私の息子は今、10歳です。

重症新生児仮死で出生しました。

その当時、最先端の処置を施され、
脳死状態は免れました。

ちょっと健常人の子供たちよりは
成長が遅いですが、毎日元気に過ごしています。

出生時、息をしない息子を腕の良い助産師が
すぐさま蘇生術を行い、続いて医師が人工呼吸を行い、
周りの看護師は慌てふためきながらも的確に
NICU(新生児集中治療室)へ連絡してくれました。

その間、私にとっては5~6分の感覚ですが、
実際はほんの1~2分間でしょう。

全ての歯車が噛み合い、息子は呼吸を開始しました。
数分後、救急車が到着、NICUへ搬送されました。

出生から3日間、医療器具の装着を
取らないように眠らされました。

初めて目を開けた日、妻と二人でワンワン、
子供のように泣きました。

そのときの写真は宝物です。

しかし、そのときはコンデジで、画像もいまいちです。
もし今のようにデジイチで撮っていたら...
とたまに思ったりします。

もし20年前だったら...
もし医者の腕が悪かったら...
もし助産師の技量が無かったら...

全て悪い方へ転んだとき、恐らく息子は
完全に脳死だったでしょう。

今は、しっかりと自分の足で歩き、
言葉を話し、笑い、泣く。

出生当時の写真を観ると、
今の成長は信じられないほどの奇跡です。

うちでは、息子の成長記録写真は、
奇跡の証明写真なのです。


北海道 在住
佐藤さん

—————————

「大切な時間は写真の中で生きている」

我が家には家族のアルバムが100冊以上あります。

それというのも写真を始めたきっかけは、
幼い頃の写真が小学校の卒業写真だけしか無い、
ということで自分の子どもには少しでも
思い出を残してあげたかったからである。

先日アルバムの整理をしていたら
自分の入った写真がほとんどありません。

その姿を見ていた娘は、

「お父さんはカメラマンだから仕方がないよ、
でも家族を撮るその姿、写真には残らないけど
私の目にはいつまでも残っているよ」。

だっていつもおとんが言っているじゃない

「大切な時間は写真の中で生きている」と、

これには参った。

いつも口癖のように話していた言葉を、
そのまま返されてしまった。

いつまでも子どもと思っていたが
親元を離れ成長していく姿にエールを贈りたい。

私も人生の午後を、リハビリしながら
世界で一枚の写真創りにチャレンジしたいと思います。


東京都在住
中里さん

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昨年、平成25年8月に友人に頼まれ
数枚の写真を撮りました。

お盆前に緊急入院をされ、救急病棟から
一般病棟へと移られる老人の写真です。

丁度その日が「百歳」になられた日の
御祝いの写真です。

子息三人を含め病棟での撮影です。

以前、五海先生の動画で「胸像」の撮影方法を
見た事が有りましたので真似をしたつもりで、
お年寄りを撮影しました。

データを持ち帰りカラーにしたり白黒にしたりして
四つ切りサイズにしお渡ししました。

その後、10日後にお亡くなりになり、
私の撮った「白黒写真」が遺影として使われたそうです。

とてもショックでした。

お祝いで撮ったのに・・・・・。

撮影中何度も思った事が有ります。

「この人に比べたらまだ未だ鼻垂れ小僧」

「後、半分生きられるかな、凄いな。」

白黒写真に写し出されたシワの一つ一つに
「百年分の人生」を感じ、

未だ自分の人生など振り返れないと思いました。


島根県 在住
別所さん

—————————





フォトアドバイスでは、今回のような
「写真のチカラ」のエピソードを募集しています。

– 一枚の写真が人と人をつないだ
– 写真のおかげで励まされた、救われた
– 人の気持ちを豊かにする写真に出会った

など、身の回りで「写真のチカラ」を実感した
エピソードを教えていただけませんか?

・写真を撮る目的を見失った方
・写真を始めて間もない方

に「写真を撮る意義」に気づくきっかけになってほしい。

そういう願いを込めています。

日常の些細なことでかまいません。
簡単な文章でかまいません

ぜひ、「写真のチカラ」に気づいたエピソードをお送りください。


「写真のチカラ」エピソードを記入して送信する

https://pro.form-mailer.jp/fms/ad3dd4c557634


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「人と人のつながり」を創る

それが、一眼レフに出会った
私たちに課せられた使命なのかもしれません。

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