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2013.12.11 一眼レフ☆ストロボで子供の室内撮りのモードは?

フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

使用機材は EOS Kiss X6i です。

子供中心の室内撮りの際、外付ストロボを装着し、
プログラムモードで撮影しています。
レンズはシグマのF2.8通しの標準ズームで
結果ほぼ申し分のない写真が撮れていると思います。

反面、カメラ任せでも撮れてしまうので、
何となく物足りなさやマンネリ感を感じているところです。

かと言って、同じストロボで、
プログラムモード→絞り優先モードにしてやってみると、
色合いの悪い「悲惨」な写真になるではありませんか。

結果良ければすべて良しで、
プログラムモードばかりでも問題ないですね?

プロの方は、室内人物撮りの際、撮りたい写真の
イメージによって、撮影モードを変えるのでしょうか?


【ご回答】

ストロボ撮影の露出は、
1. ストロボの光
2. その場にある光(定常光といいます)
のMIXで決まります。

そもそも、1.ストロボと2.定常光は
発行量が異なります。

また、1.ストロボの明るさは、
カメラの設定によって変化します。

さらに、1.ストロボと2.定常光は色も異なります。
1.ストロボは太陽光に近い色ですが、2.定常光は
室内の電球や窓の明かり次第で赤味を帯びている
ことがあります。

カメラのどのモードを使うかで、
1.ストロボと2.定常光が影響する度合いが異なります。

最終的にカメラが明るさを上手くあわせるので、
一番影響を受けやすいのは写真の色味ですね。

1.ストロボの光を多く利用して、2.定常光の影響を
小さくすれば、ホワイトバランス「ストロボ」で
自然な色合いになります。

一方で、シャッタースピードを落として
2.定常光の影響を大きくすると、
ホワイトバランス「太陽光」で
電球色を大きく拾った色になるかもしれません。


ストロボを使用する場合はプログラムオートが便利です。

その理由は、シャッター速度が1/60程度に固定されて、
2.定常光の影響をあまり受けずに、1.ストロボの光を
メインに制御して撮影できるからです。

絞り優先だと、絞った場合や暗い時に
シャッター速度が低下することがあります。
これは露出を決める際に定常光も加味されるからです。

動きものだと(ストロボである程度止まりますが)困りますよね。
カメラの設定でシャッタースピードの下限が決められる機種だと
撮影結果はプログラムモードと似た感じになります。


ストロボの仕組みを理解していれば、
意外と便利に使えるのがシャッター速度優先です。

これは、その場の光を見極められる上級者向けですが、
定常光とストロボ光のバランスを比較的楽に調節できます。

意図的に定常光を加味したい場合は便利ですが、
十分理解して使わないと、FP発光など思わぬ失敗を
招くことがありますので注意してください。


プロが使うのは、マニュアル露出です。

シャッター速度優先の使い方と似ていますが
定常光とのバランスでシャッター速度と絞り値を決めます。
それに加えストロボ光量もマニュアルで調整して
しまう場合もあります。

マニュアル露出を使う理由は
カメラがオートで決めた設定を補正するより
(露出補正、調光補正)、最初から自分で調整してしまった方が
早くて安定するというのが理由です。

マニュアル露出は状況で変わるので
カメラをいじりながら試写してみれば
構造の理由は分って来ると思います。

話が元に戻りますが、
ストロボはプログラムオートが便利です。

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