一眼レフ☆ポートレート写真の構図 | 自宅で本格的に写真を学べる!フォトアドバイスの一眼レフ講座 | デジタル一眼レフ上達講座公式Blog -フォトアドバイス-

デジタル一眼レフ無料メール講座
facebooktwitter

デジタル一眼レフ上達講座公式Blog

2013.12.02 一眼レフ☆ポートレート写真の構図


フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた
ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

先日のポートレートワークショップでは
お世話になりました。

人物は撮ったことがなかったので、
何もかもが新鮮で、緊張しましたが
楽しく学ぶことができました。

きれいなものをきれいに撮るというのは楽しいですね。
大変ありがとうございました。

家に帰って少し落ち着いて作例を眺めていたら、
気になることがあったので、質問させてください。

http://photo-advice.jp/wp/wp-content/uploads/2013/11/inoue.jpg

モデル:井上咲良

構図について

下を切るときにお尻のあたりで切るのはよくない
とのご説明をいただきましたが、
この例ではお尻のあたりで切れています。

この場合、何が良くないのでしょうか?

私自身の思考プロセスを振り返ると、
モデルさんの顔に注目して天のスペースを決めて
両脇のスペースを決めたら、
結果として3:2の画面で底辺の高さがこうなった
という流れだったですが、
さらに寄るか引くかを考えるべきだったでしょうか? 

流れだからそれも良いのではないか
ということもあるかと思いますが、
理想を言うとどうでしょうか。

いっぱいいっぱいに構図を撮りたい気持ちが強いのですが、
後から眺めてみると若干窮屈に感じるものがいくつかありました。
トリミングのマージンを取って少し広めにスペースを取る
という考え方は可能でしょうか。

そういう方向では上達への障害がないかとの
心配もありますがいかがなものでしょうか。

お忙しいところを恐縮なのですが、よろしくお願いいたします。

【ご回答】

添付の写真は『ウェストショット』になるので問題ありません。
天の幅も良いのでバランス良いと思います。

もう少し下で切ると、やや中途半端な
お尻切り(又切り)になりますが
比率の問題もありますし、衣装にもよりますね。

あまり切る場所を考えすぎて撮ると
かえって固い写真になるので

あまり意思しないで
(特に若いモデルで洋服の時は)
大丈夫ですよ。

今回の撮影はスタジオでしたので
ポーズや構図が決まりがちでしたが
屋外ポートレートだと、動きや背景がありますので
またちょっと変わりますね。

> トリミングのマージンを取って少し広めに
> スペースを取るという考え方は可能でしょうか。

トリミングをすればという話をしましたが

「トリミングありき」
で撮るのはおすすめではありません。

プロの現場の雑誌用等ではよくある事ではあるのですが
練習という意味では、なるべくフレーミングは
キチンと撮るようにした方が良いですね。

もちろん現在の高画素機ではトリミングしても
問題ない画質が多いので,その意味では少しの
トリミングしては大丈夫ではあります。


【感想】

中村先生

ありがとうございました。

きれいに消えていますね。
咲良さんの素材が良いこともよくわかりますね(笑)

構図の件もよくわかりました。

中村先生の御回答はとても明快でわかりやすいです。

お尻切りというのは又切りとも言うのですね。
確かに骨盤から下で切ると良くないというのは
わかります。そういうことだったんですね。

今後ともよろしくお願いします。

いいね!して最新記事を受け取る

この記事を友達に教える

全国の生徒さんが撮った日本のうつくしい「今」を見る

facebook
ページTOPへ