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2013.05.03 一眼レフ☆トリミングとDXモードの違いとは?

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フォトアドバイスの佐藤です。

今回はメールサポートでいただいた ご質問の回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので ぜひじっくりと読み込んで下さいね。

【ご質問】

ニコンD800で撮影しています。

300mmより望遠が欲しい時の処置としてふと思いついたのですが、 現在フルサイズモード(FXモード)で常に撮影していますが、 これをAPS-Cモード(DXモード)にして撮影すれば 450mmの効果が得られるはずです。

ところが、FXモードでそのまま撮影しトリミングしても 結果は同じになるので、DXモードにする意味がないように 思われてきました。

【ご回答】

おっしゃる様にDXクロップモードは フルサイズ24X36mmの中から 約16x24mmの APS-C部分を使用しているモードです。

自動トリミングなんて言い方もしますし、 結果的にはトリミングでも同じと感じるでしょうが 最初からDXクロップで撮るのとトリミングでは 大きく違います。

撮り方のスタンスとか、写真論の精神的な ものという事もありますが・・・

フィルムでも中判サイズというカメラがありました。 これは6cmx9cmの6X9(ロクキュウ)、6cmx7cmの6X7(ロクナナ) とかというサイズで普通のフィルムより大きなサイズです。

大きなサイズですので、これを6×6や6×4.5cmにして 撮る事が出来るカメラがありましたが、 それはトリミングとは呼びません。

これと同じ事を映像センサーで行っているのが クロップモードです。

始めからフレーミングを決めて撮影しているので トリミングとは似て非なるものとなります。

このクロップには利点も沢山あります。

1、AFポイントエリアが広くなる。

これが最大もメリットですね。 すでにD800をお持ちなのでわかると思います。 X1.2クロップでも、かなりAFが使いやすくなります。

2、画素を減らせる事でメディアやパソコンの負担を減らせる。

特に重いサイズで撮る必要にない物の容量を減らして撮れます。 SRAWが無いNikonではRAWでクロップできるのは、 RAWで容量を減らすのに大きく役立ちます。 3600万画素がいらない時に簡単にDXモードで半分に出来ます。 これも便利。

3、1本のレンズ(特に単焦点)で3つの画角が撮れる。

FX、X1.2、DXで画角が違うので1本のレンズが3本の役目が出来ます。 (そしてこれは、動画モードだともっと恩恵がありますね。)

中村カメラマンは28mmを多用しますが、35mmも好きです。 28mmf1.8だけ持てば、x1.2クロップモードにして撮影すれば 約34mmf1.8を使用しているのと同じになります。 後からトリミングを考えて撮るのとでは、えらい違いがありますね。

それから望遠でも恩恵が 高価な400mm以上の望遠が、クロップなら300mmがあれば可能なので それもDXの恩恵です。

最初からクロップするのと画面のトリミングでは 数字だけではない差もあるという事です。

もちろんFXが一番高密度なのは言うまでもありませんが。

あとはDXレンズがFXに装着できて、 ちゃんとDXで撮れるNikonの設計の良心も感じます。 APS-Cからのステップアップもしやすいし,無駄なレンズも出ません。

キヤノンのAPS-C用のレンズ(EF-S)は、 フルサイズ機に取り付けることができないですね。

以下、余談ですが。。

D800 MENUで鉛筆の絵 ↓ a5フォーカスポント照明 ↓ しない

にすると、x1.2 DXモードにした時 (MENUのカメラの絵→映像範囲 で選択) 枠が黒くなりクロップモードが撮りやすくなりますよ。

これもお試し下さい。 (注、フォーカスポント照明はOFFにしているので 赤い照明はつかなくなります)

特にx1.2 モードは使いやすいです。

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