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2019.02.13 ビールが注がれたグラスを美味しそうに撮る方法

ご質問


今回は標準レンズ講座でいただいたご質問の回答を紹介します。
他の方の質疑応答は大変勉強になるのでぜひじっくりと読み込んで下さいね。


ビールの色とシズル感にこだわって撮影しました。

チルドでグラスをキンキンに冷やして、
すべて整えてから缶を開けて時間との戦いでした。

気になったこととして、
・ビールの泡の部分が明るすぎないか
・小物のバランス、全体の構図
・標準レンズだとパースがかかって斜めに写る

本当は男物のカッコいい時計を置きたかったのですが、
我が家にはありませんでした。

お写真



テーブルフォトとしてはしっかり撮れていますね


まずビールの泡の白さに関しまして。

グラスの背後から透過光を当てていますね。その影響で、
ビールの液体部分と泡の部分で明暗差が生じるのでやむを得ないところがあります。

この程度なら問題になることはありませんが、もしRAWでも撮影されているのなら、
RAW現像でハイライトを少し落とすといいですね。

JPEG撮って出しはこうした白さの表現がコントロールしにくいことがあります。


小物、演出については、良い感じです!小物の狙い、方向性、考え方は大丈夫です、
綺麗に撮れています。たしかにカッコイイ時計なら、もっと雰囲気がよくなったでしょうね。


パースはRAW現像で修正できる


パースに関しまして、じっくりお写真を見ると、

カメラを横に構えてセンターより右寄りに直立した細長いグラスを
配置しているので、レンズの収差で右上に引っ張られているように
写っていますね。

これはレンズのクセのようなものなので、
この条件ではある意味「しょうがない」といえます。

このままでも大丈夫ですが、もし改善したければRAW現像を利用しましょう。

Lightroomの場合、「レンズ補正」の項目がそれに当たります。

「プロファイル補正を使用」をチェックしてみて、
それでも改善しないのであれば「ゆがみ」の値を調整してみましょう。
あるいは「変形」の項目で垂直方法の調整を試してみるとよいでしょう。

今回の作品に敢えて改善点をお伝えすると、
グラスの水滴などシズル感がやや足りないかと思います。

ちなみにビールの泡の豆知識として
後で飲むことを考えるとためらってしまいますが、

・塩を入れるとさらに泡立ちの粒が出る
・形を崩さず表面張力を出すのにメレンゲを使う

なんて裏技もあるそうですよ。


写真実践講座 ~標準レンズ~ 3月1日 開講
http://photo-kouza.com/zissen_kiso/hlenz/

写真実践講座 ~RAW現像レタッチ~ 3月1日 開講
http://photo-kouza.com/zissen_kiso/rawre/

※ 締切 2/25

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